●更新日 03/31●


【チベット虐殺】東京デモから一週間・・・その後の動き。


中国によるチベット人虐殺問題、東京で約1500人を集めたデモから、一週間以上が経過した。
その後、大阪で行われたデモでは、約600人、広島で行われたデモも、平日ながら約130人が参加し、現在、名古屋、神戸、奈良などでもデモの開催が予定され、チベットフリーの運動は着実に日本全国へと広がっているようだ。ネットショップでも、チベットの国旗や、サッカーチベット代表のユニフォームなどの売り切れが続出、入手が困難な状況になっている。

だが、その活動が広がる一方で、一部のカルト団体や右翼・左翼などがデモに便乗参加してくるなどの色々な問題も出てきている。



mixiでも、フリーチベットの活動を広めようとするコミュニティができ、各ユーザー名の後に"@Free Tibet"をつけてアピールするなどしているが、簡単に個人が特定されてしまう場所なだけに、周りの人に変な宗教家や某組合員だと思われたりしないか?と、参加を躊躇している人もいるようだ。

一番の問題なのは、この問題を理解していない人との間にできる温度差なのかもしれない。
やはり、海外で起きている問題なので、日本国内でのニュースでの扱いは日に日に小さくなってきてしまっている。厳しい報道規制が布かれている日本の報道では、中々問題のすべてを伝える事ができず、チベット問題に関心をもった人が自ら調べなければ詳しい情報は手に入れる事はできない。

*中国政府に弾圧されたチベットの人達。
クリックでモザイクが外れます【注】グロ

チベットで起きている事件の現状は、上の様な実際の画像を見て理解して貰うのが一番早いのだが、
内容が内容なだけに、こういうのは見たくない!酷い話は聞きたくない!と問題を直視できない人達との、溝はますます深くなっていく。

そんな中で、ある運動が静かに日本全国に広まっている。
"キャンドルライティング運動"。東京でも、デモの翌日から毎日、中国大使館に一番近い"笄公園"で行われている。チベットで亡くなった人達の為や、これ以上惨事が起きない様に、キャンドルに灯りを灯して祈りましょう、と言った運動だ。



この日も、冷たい雨が降る中でキャンドルライティングが開催された。
日によっては、チベットの人や住職の方などが来て祈りを捧げていく事もあるそうだ。

東京デモの後にも開催され、大勢の人が参加した。

参加者は、デモから毎晩の様に来ている人や、会社帰りにふらりと参加する人など様々だ。
時間が経つに連れて、だんだんと参加者とキャンドルの数が増えていく、公園近くには警察車両が待機していたが、特に活動を監視・牽制してはいなかったので、どちらかというと参加者の安全の為有事に備えて待機している、と言った感じだろうか。



ラサでは、昨日再び数千人が集まる大規模なデモが起きている。依然、問題は解決していない。
チベット万歳!と声高らかに叫ばずとも、蝋燭一本でできる事もある。



各地で平和を祈る灯りが灯され続ければ、いずれは隣国の闇を照らす糸口にもなるのではないだろうか。



あさみ



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