●更新日 03/03●


ついに反対運動も!平城京遷都1300年祭キャラが話題に


2010年。710年の平城京遷都から1300年ということで、奈良県で平城遷都1300年祭が行われるらしいのだが、そのマスコットキャラ(名前はまだない)に批判が集まっているらしい。


平城遷都1300年祭マスコットキャラ

先月発表された当初から「コレはないわ」という反応が多かったキャラだが、本格的に反対運動などが始まったようだ。
反対派にとっては、

このキャラの著作権を500万円で買いとった

というのもなかなか衝撃的だった模様。
奈良県といえば救急医療病院たらいまわし問題などで揺れている県。「こんなキャラに500万使うくらいならもっと有意義な使い方があるだろう」などと言われたり、「鹿だったらジャンプに金払ってワンピースのチョッパー使えよ」などという声も……。

平城遷都1300年祭:マスコットキャラに市民から批判
奈良県で2010年に開かれる平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに対し、「かわいくない」など批判的な声が相次ぎ、1日には市民が白紙撤回を求める活動を始めた。国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、のじぎく兵庫国体の「はばタン」(兵庫県)の例など、キャラクターの人気が事業の盛り上がりを大きく左右しており、主催者も対応に苦慮しそうだ。
1300年祭は世界遺産の平城宮跡(奈良市)を主会場に季節ごとのイベントを開く計画で、総事業費約100億円。キャラクターは、県などで作る平城遷都1300年記念事業協会(http://www.1300.jp/)の選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ。シカの角を生やした童子のイメージで、東京芸術大大学院教授の彫刻家、籔内佐斗司(さとし)さんの作品。著作権は500万円で買い取った。
先月12日に公表し、愛称を募集中。約2週間で2000件を超える応募があった半面、ホームページなどを通じて約200件の批判意見が寄せられた。「仏に角を生やすなんて侮辱だ」「一般公募で再検討を」などが多いという。
奈良市のマジシャン、陽群(ひむら)誠さん(26)がインターネットで反対運動を呼び掛けると120人以上が賛同。1日には「1300年祭を救う会」を結成し、署名集めなどで撤回を求めていくことにした。
協会の杉田憲英総務部長は「大切なのは事業で何をするか。現時点では変えるつもりはない」と話している。(略)

毎日新聞より

1300年祭を救う会HPmixiコミュ「1300年祭マスコット白紙撤回」

また、反対するだけではおもしろくないということで、ネット上では有志によりさまざまなデザインが提案されている。
コチラあたりが好評のようだ


また、不評とはいえネタキャラとしては秀逸なようで、早くもいろいろとイジられている模様。

三つ目がとおる風


工事現場の立て看板キャラ風



ビックリマンのキャラとしてもOK?

「ひこにゃん」や「まりもっこり」など最近何かとキャラクターが話題になることが多いが、これほど話題になっている時点でこのキャラも、イベントを象徴するマスコットキャラクターとしての使命を十分に果たしているのではないだろうか。
ここまで色々とイジられているのを見てると、なんとなく愛着が湧いてきたりもするのもまた人情。反対派が騒げば騒ぐほど「『例の』平城遷都1300年祭マスコットキャラ」として有名になってしまうのはイベント主催者側としてはしてやったりといったところだろう。

記念事業協会の会長は「今のところ変えるつもりはない」としているが、これからこの騒動がどうなるか。

今後も注目である。



Taka



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