東京マラソン　勝手にボランティア

東京マラソン。
参加者３万人、抽選申し込み者にいたっては１６万人という国内最大規模の市民参加の大都市マラソンであり、それは単なるマラソン大会に収まらず、東京という砂漠が手に入れた新しいお祭なのである。その参加者はランナーだけに留まらず１万人を超えるボランティアが運営をささえ、給水所や沿道の交通整理等をおこなっている。
３万のランナーを支えるために１万人もの人がボランティアとして協力する。
素晴らしい！
これぞ市民マラソンの鏡です！

と、いうわけで、東京都民たる僕もボランティアとして、


給アルコールポイント
走行中のランナーにアルコールを配布しに行ってきました

42.195キロを完走するにはパーッと景気づけてあげないとね！
運動した後に飲むビールはうまいっていうから、みんな喜んでくれるはず。
決して、こんなクソ寒い中マラソン熱に燃え上がる人たちを酒の力で脱落させてやろうなんて薄汚い考えでもってアルコールを配りにいったんじゃないよ？ホントホント！

と、一通り言い訳もすんだところで、

いざアルコール配布スタートです！！

って、

ガーン！！
みんな反対側の車線走ってるぅ！！

なんてこったい！！
どうやらコース的に大回りになるコチラの車線を使う人は誰一人いないようです。
善意が！！僕の善意がスルーされる！！

と、心配したのもつかの間、記録目的のトップランナー集団が過ぎ去った後には、

大混雑
大量のランナーが到来

よし！今こそチャンス！
声を大にして皆にアルコールを勧ｍ

めっさ笑顔
いきなりとったぁ！！

大丈夫か！それアルコールだぞ？！
などと心配するも「だいじょぶだいじょぶ！」と余裕の台詞で走っていく。

そしてこの後も取る人こそ、そんな大勢いたわけではないけど、



通るランナー通るランナー大喜び

給アルコールポイントというのがウケたようです。
うう、誰にも受け取ってもらえずもっと白い目で見られるはずだったのに、こんなに笑顔に囲まれるなんて、これではまるで僕が本気のボランティアをしているみたいではないか！
は！？失敬な！僕は最初からみんなの役に立つつもりだったともさ！！

と、いうわけで、

東京マラソン勝手にボランティア予想に反して大成功！！

みんなをニッコニコにしてやったよ！！
ちくしょう！



大住