リーブ２１は詐欺会社か

ＢＯＳＳです。
和田アキコと島田紳介のＣＭでお馴染みのリーブ２１。
裁判の原告は４年間で６８０万円も支払ったが効果が無かった。
下の調査結果を見てあなたはどう思われますか？



１（裁判所における調査結果）

本件裁判は平成１３年４月、「リーブ２１」へ毛髪について相談した原告男性が勧められた治療を、平成１７年５月まで行ったが、ほとんど効果が見られなかったため、平成１８年１月に提訴した事案である。※原告男性は「リーブ２１」にて週２時間シャンプーや発毛装置によるケアを受けていたが、その他にも自宅での毛髪ケアを勧められ、これを実践していたという。

「原告男性が４年間実践し続けたとする毛髪ケア

（毎朝）

・薬剤を含んだシャンプー……５分

・発毛剤を塗りながらの低周波治療……１０分

（毎晩）

・特別な薬液を使いながらの半身浴……３０分以上

・シャンプー、リンス……１０分

・発毛剤を塗りながら低周波治療……２０分

・高周波治療器による治療……２０分

・腹式呼吸をしつつの頭皮マッサージ……できるだけの時間


■「リーブ２１」の勧めで、採らないようにしていた食品

「黄卵・チーズ・魚介類一切・肉類一切・麺類一切・米ぬか・オートミール・玄米・白米・
　小麦・パン・麦・ふ」その他、禁酒、禁煙。


＜裁判の経緯＞・抜粋を要約


＜原告の主張＞

当初「必ず生える」「発毛には３年かかる」と言われた。原告男性は、それを信じて施術契約を結んだのだ。

そして「施術開始から１年間は頭皮を柔らかくするための施術を行う。」という話だった。しかし、４年を経たカルテの中には、原告の頭皮について「固い」「がちがち」「弾力なし」「あいかわらず固い」などの記載が延々と続いている。つまり、「リーブ２１」の施術は、原告男性の頭皮に何ら有意義な影響を与えなかったということになる。

「リーブ２１」は、そもそも当初より原告男性の発毛に影響を与える発毛技術を持ち合わせていないことを当初より認識していた。にも関わらず、その原告男性に対し発毛施術契約の締結を働きかけ、加えて育毛商品の購入を勧め、その結果、原告男性に多大な経済的損害を与えたのだ。

＜「リーブ２１」の主張＞

「必ず生える」と告げられたという主張に関しては不知である。担当：○○氏（女性）は、そのようなことを告げていない「発毛に３年かかる」などと、断定的に言ったこともない。

原告男性は消費者センターにも相談したが、「必ず髪が生えてくる」「必ず回復する」など不適切な対応をしているケースがあるとのことだ。それに「リーブ２１」の代表が理事を勤める「有限責任中間法人日本発毛促進協会」のホームページがあるが、その「消費者相談窓口」のコーナーを見ると





Ｑ「もう年だけど、髪の毛は生えてきますか？

Ａ「高齢者でも生えてきます」

Ｑ「本当に髪が生えてくるのでしょうか？」

Ａ「生えてきます。」

などというやりとりが紹介されている。

何度でも言うが、そのような不適切な対応は行っていない。そもそも施術は「原告男性が希望する状態に近づくためのもの」であり、契約は「発毛が期待される施術を行うことを約したもの」だ。「リーブ２１」がそのための努力を怠ったという事実はない。
第一、現に発毛は効果を発生していたではないか。原告男性だって、施術の過程で「発毛の成果は２０％くらいだ」と話していた。それなのに、「全然効果がなかった」などとは言いがかりだ。

「２０％うんぬん」というのは話し合いを求められる過程で、原告男性の希望的な認識を示したに過ぎない。「リーブ２１」の勝手な解釈だ。

他にも、発毛の効果を天気に例えて「以前は雨の状態だったが、今は雨が小降りになったような状態だ。曇りといえるくらい良くなりたい。」と言っていたではないか。

その指摘は不正確だ。原告男性は、無毛の状態を「晴れ」として「曇りくらいにはなりたい。」と言ったのだ。すなわち「もう少し地肌が隠れるようにしてほしい。」と述べたのだ。「雨の状態」などとは言っていない。しかも、「リーブ２１」は広告に「発毛がなければ全額返金」と謳っている。なぜ返金に応じないのだ。

広告には確かに「全額返金」記載している。ただし、これは「１年以上のコース施術で発毛しなければ施術費用全額返金」と述べているのだ。単に「全額返金」と述べているのではない。初期のカルテに（施術期間は）「めど３年」と記されている。これは初日来店の際、担当者の○○氏が自分の判断で書いたものだそうだが、従業員が「めど」などと、施術期間を示すことを禁じていないのか？　そもそも、この「めど」というのは、何をもって判断されるのだ？それに○○氏は、既に退職しており、その思惑は不明だ。

（特捜九坪　所見）
総じて「言った」「言わない」で、かなりグダグダになっている感があります。裁判所が和解を勧めるのもよくわかる状態です。


２（その他の調査結果）


・公表される代表取締役「岡村　勝正」氏のプロフィール（平成１９年時）

「１９４５年山口県厚狭郡生まれ。７０年に大阪府八尾市で「岡村板金」を設立後、７２年にクリーニング業「サンドライ」を設立。７６年から毛生え薬の研究を始める。７８年、サンドライのＦＣ店舗は７０店、年商は５億円となる。９１年に発毛システムが完成。９３年に「�竃ﾑ髪クリニックリーブ２１」を設立。９９年、低周波と高周波を使った「毛髪発毛育毛装置」で特許取得。２００７年現在１０８ヵ所にオペレーションセンターを展開中。

（以下省略）