●更新日 01/30●


マクドナルド全商品100円値上げ


BOSSです。
偽装管理職訴訟で原告の高野広志さんが勝訴しました。
月に130時間もサービス残業。年に直すと1500時間以上!
マクドナルドの薄利多売戦略のウラが白日のもとに晒された形となりました。
もし、高野さんと同じ立場の1700人が同時に告訴して勝訴すれば、間違いなくマクドナルドは一気に赤字転落・倒産の道を歩むでしょう。
そうです。マクドナルドの成功と失敗は表裏一体なのです。偽装管理職の犠牲がなければ今の価格帯は間違いなく維持できません。5000人もの社員を抱える企業がいきなり10%も人件費が上がってしまえば、当然大きな体質変換を余儀なくされます。
ハンバーガー1個が100円値上げしたらどうなるでしょうか。
他のジャンクフード業界も右へ倣えとなり、定食屋やうどん屋などと価格差が縮まります。恩恵を受けるのは日本独特の食文化でしょうね。

ですから、高野さんに続く訴訟がたくさん起きるとは考えにくいです。権利どころか職自体が無くなります。ほとんどの店長は値上げや直営店の統廃合しか生き残る道がないのは分かっていますから。比較的実家が裕福だったりする店長は別として、世帯を支える人は動きにくいというのが現実です。どちらにしてもマクドナルドやコナカなど、薄利多売の商売はこれから冬の時代を迎えるでしょう。よって、高野さんの裁判でもし最高裁まで争って負けた場合、どこにでもあるマクドナルドという時代は終焉を迎えます。

私たち探偵稼業はどうかって?
自分のポリシーは『いい仕事をする探偵ほど高い』これは昔から本や記事に書いている通りです。
カツカツの安い料金で受ける探偵は、ろくな仕事ができません。薄利多売では絶対に成り立たない商売です。テレビの貧乏探偵のように、事務所代とか月末の支払いをいつも心配していたら人探しひとつ満足にできません。情報料も払えなくなりますし電車賃もケチるようになりますから。

尾行は原チャリで行け!

なんて部下に言いたくありません。失敗するのがオチです。
クオリティを極限まで高める。それもサービス産業のひとつのあり方だと思います。




 一発逆転の大技が炸裂するのか、大日本マクドナルド



BOSS



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