●更新日 07/20●
海外刑務所に長期拘留される人々
海外で犯罪を犯し、そのままその国で拘留されている日本人は数多く存在する。
私の心の故郷タイでも、10人以上の邦人が服役中で、そのほとんどが、麻薬の密輸で捕まっている。
(2003年に、旅行中に彼女と喧嘩した挙句に刺し殺してしまった殺人犯もいるが、これは珍しい例)
……といっても、自らドラッグを楽しもうと密輸した人はおらず、「運んでくれたら報酬をあげるよ」と、かなりの額をチラつかされて誘いに乗ってしまった人ばかり。
麻薬を持って帰国しようと空港に行った途端、税関で待ち構えていた警官にまんまと捕まってしまったのだ。
タイでは麻薬の運び屋を密告したり、捕まえたりすると、アメリカから報奨金が出ていたため、最初からそれ目当ての罠だったというわけ。(実話を元にした映画「ブロークダウン・パレス」参照 。現在は報奨金制度は無くなった)
学費や親への送金のために運び屋を引き受けた人も居るが、全ては甘い誘いに乗ってしまった本人の責任。
そんな彼らの運命は終身刑 ……あまりに過酷である。
先日、オナンと訪タイした際に、日本人8人が捕らえられている刑務所を訪問してみた。
ここにはなんと、10年以上服役している日本人囚が何人もいる。
タイ・バンコク バンクワン刑務所
刑務所は脱走できないよう厳重な作りになっていたが、終身刑の囚人が多いため、中は結構、自由とのこと。
賭け事OK、なんと買春・ドラッグも可能だそうだ……
ドラッグで逮捕されても、中でドラッグが楽しめる理不尽さ。これはどういうことなのか。
刑務所の管理を行っているシラワットさんと便意を我慢するオナン
刑務所の管理小屋へ行き、邦人への面会希望である旨を申し出ると、現在は家族以外の面会を受け付けていないとのこと。
ただ、手紙などの差し入れは引き受けていると言うので、ちょっとした差し入れをしてみた。
仮面ライダー電王のシールは余計だったかもしれない
急だったので大したものは用意できなかったので、とりあえず手紙を。
また、「日本語の書かれているものに飢えている」という情報があったので、日本語のチラシや読み物を色々と提供してみる。
何か面白いことでも書いたほうがいいのかな? とオナンに振ってみると……
なんだこりゃw
オナン:「10年以上入ってる人に最近の日本文化を分かってもらうために……あと、笑っていいともは知ってると思って……」
な、なるほど……
何故かドラゴンボールの説明から、ゲームマシン系譜まで……
漫画やゲーム好きな人が読んでくれていればいいのだが……
こんな情報伝えてどうするんだ!
囚人の皆様……興味なかったらごめんなさい。
楽しんでもらえていれば幸いです……
梅宮貴子 & オナン
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