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●更新日 05/28●


大人気の宮崎県産マンゴーの裏事情


このところ、国産マンゴーが大人気だ。マンゴーのスウィーツを取り扱う店も多く、その売り上げは急上昇している。

このマンゴー人気の火付け役といえば、宮崎県の東国原知事。
マスコミに度々登場し、宮崎県産マンゴーのおいしさを積極的にPRしているため、その知名度は今や全国的になっている。
それに加えて、タレントの島田紳助がマンゴーのおいしさを語ったことも話題を呼び、高額なマンゴーを一度は食べたいと思う人が後を絶たないようだ。

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ところが、良い話ばかりではない。儲かる話には大抵は裏がある。
都内で高級フルーツを扱うバイヤーに聞いてみたところ、宮崎県産マンゴーも例外ではなく、各種の不正がなされているという。
その実態を公開しよう。

宮崎県産マンゴーの中でも、完熟状態で出荷されて糖度が高い大玉のものには、「太陽のタマゴ」という名称がつけられている。
これが宮崎県産マンゴーの代名詞にもなっているのだが、爆発的な人気の一方で、高品質のものを急に大量生産するのは難しい。
そうなると、生産現場でも各種の「妥協」がなされるようになる。

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「太陽のタマゴ」は、建前としては糖度が15度以上のものを指すとされている。
とはいえ、高品質のマンゴーを大量収穫できないとすると、その基準を下げざるを得ない。
「15度」と言っておきながら、実際のところは13度程度あれば「太陽のタマゴ」と認定して出荷してしまうケースが、既にいくつも確認されているという。

そのことは、実はフルーツの販売業者も知っている。
つまり、実際には基準に達するほどの甘さではないと知りながら、「太陽のタマゴ」を販売していることもあるというわけだ。
なぜかというと、消費者にそこまでの違いは分からないだろうと思っているから。
都内の某デパートで同氏が購入した「太陽のタマゴ」の糖度を糖度計で測ってみたところ、なんと12度しかなかったという。

では、こういった不正を見分けるにはどうすればいいのか。
少なくとも、あまり安いものは買わないことだという。高品質のものは、どんなに安くても5000円以上する。
3000円前後で売られているものがあれば、糖度も低いと思って間違いないとのこと。

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更に重要なのは、どの店で買うかによって、購入すべき最低価格が変化することだという。
なぜかというと、大手フルーツショップでは、妥当な販売価格の2~3倍をつけるのが常識だから。悪く言えば、ボッタクリである。
例えば、糖度が20度を超える最高級のマンゴーは、高級フルーツショップでは15000円以上はすると考えていい。
ところが、品質も産地も全く同じものが、店によっては半額以下で売られていることもある。


素人の消費者には、インチキを見抜くのは難しい。
「ある程度はお金を出さないと、おいしいものは食べられない」とはいえ、あまり高額な物も疑った方がよさそうだ。



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