写真 写真 写真 写真 写真 写真
MAILこちら←いつもいつもたくさんのお便り、ありがとうございます。とても励みになります!
●更新日 04/19● 写真
上記のタグを自分のサイトやblogに張り付けると、簡単にリンクが作成できます。


言葉の殺人は起こり得るのか



結果として重荷になったのだろうと責任は感じた。ただ、ほかにも個人的な悩みがあったかもしれないし、私の言動だけが彼女を追いつめたとは思えない。
この中路敬(なかじたかし)准教授の吐いた言葉を読者に問うてみた。「中路氏の責任転嫁だ」という声と「それてくらいで死ぬほうが悪い」という声に大きく割れた。
ここで、彼の人となりがわかる聞き込みの結果を書いてみよう。

事件の起こった高崎経済大学(学生からの聞き込み結果)

●前の大学では「タカシ」と名乗っていたが読みを「ケイ」と音読みに変えた。
●とても優秀な人だとは思うけど、暴言等が多すぎる。プライドが高い人だと思うので、高経で教えるということに納得が出来なかったのではないか。
●レポートに対して重箱の隅をつくような指導をしていた。
●レポートは全て手書きしか受け付けず修正液を認めない。
●一字でも間違いがあると全てやり直し。字が汚い、読みにくい等でも同じくやり直し。
●女子生徒に「女」という字を書かせ、書いた生徒に対し「女の字が歪んでいる。君は女として歪んでいる」と発言。


写真
   九州大学で取得した中路氏の写真


茨城大学の聞き込み結果(在任期間:平成14年頃から平成16年3月まで)

●先輩の評価では、人格が最悪だったそうだよ。(茨城大学を)離れてくれて、よかった。
●課題の難易度が尋常じゃなかったらしい。課題の原著や訳も全て読んでいないと認められなかったみたい。
●字が汚いとかならまだ理解できるけど、字の形にまで注意されて全部やり直しさせられた人もいたそう。
●多分、自殺した生徒も細かい事を理由に不可にされて、受け付けてもらえなくて何度も再提出させられていたんじゃないかな。その内提出期限が来て、メールで催促されて。アノ人ならあり得るんじゃない。
●本人は結構優秀な部類に入るんだけど、弱い立場の人間に攻撃的になるタイプ。


総括として。同准教授の業績や能力については認めつつも、人格については否定的だった。
私の所見。
中路氏の主張した言葉は正しい。
自殺がひとつの要因だけで起こることは少ないからだ。
ただ、吐いた言葉の中に


一片も遊びがない。


車のハンドルには、「遊び」がある。
あまりに反応が良すぎる車は緊張の連続で疲れてしまうし、事故の原因にさえなりうる。
彼には、その「遊び」が無かった。
唯さんは、彼との対峙中、常に緊張を強いられていたのではないだろうか。


教育者とは生徒に「逃げ道」を用意してやらねばならない職業だと思う。



『ここに二つ道がある。君はどっちに行く?』



BOSS


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事