写真 写真 写真 写真 写真 写真
MAILこちら←いつもいつもたくさんのお便り、ありがとうございます。とても励みになります!
●更新日 03/14● 写真
上記のタグを自分のサイトやblogに張り付けると、簡単にリンクが作成できます。


北朝鮮支援団体とその人脈


水谷建設の脱税事件の時も話題になった、北朝鮮支援NGO「レインボーブリッヂ」事務局の小坂浩彰(本名は小坂博幸)事務局長が詐欺の疑いで逮捕されました。

小坂容疑者は厚生労働省技官で、埼玉県の保健医療部長の中村健二容疑者らは、厚生労働省の研究費補助金210万円を騙し取ったとされています。これまでも小坂容疑者は、韓国・朝鮮系を中心とする各種左翼系組織との多大な人脈があること、朝鮮大学校同窓生のHPに酷似した人物の写真が掲載されていることなどにより、様々な噂が流れていました。

山木 ※クリックで拡大

かつて小坂容疑者には、出版社「マルクインターナショナル」の代表取締役という肩書きも。この出版社の刊行物を検索してみると、なぜか1冊しか出てきません。その書物の題名は「若年痴呆の処遇マニュアル」で、著者は厚生労働省精神保健福祉研究会となっています。ここで興味深いのが、中村容疑者の経歴。中村容疑者は厚生省(当時)で精神保健福祉課に勤務していたこともあり、精神保健関連の人脈も広い。今回の事件では、2002年から2003年に小坂容疑者の会社を通じて研究費補助金を騙し取っていたと報じられましたが、両氏の関係はそれ以前にまで遡り、上記の書物の出版に際して友好関係が深まったとされます。

レインボーブリッヂの問題を捉えるには、小坂容疑者にだけ目を向けていたのでは十分ではありません。これまで小坂容疑者の肩書きは、レインボーブリッヂの「事務局長」であると共に「代表代行」とも表記されていました。レインボーブリッヂは元々、学習院大学名誉教授で聖学院大学学長の飯坂良明氏が代表を務めていたのですが、飯坂氏の死去により、代理として小坂容疑者が代表代行に就任することとなったのです。

飯坂氏は熱心なキリスト教徒であり、「世界宗教者平和会議」日本委員会評議員や、「アジア宗教者平和会議」事務総長を務めてきました。飯坂氏は、北朝鮮問題との接点も多い。例えば、1999年に行われた「北朝鮮人道支援日韓NGOフォーラム」では、日本と韓国のNGOが集まり、議論がなされました。

山木 ※クリックで拡大

飯坂氏もその一人であり、フォーラム呼びかけ人を見てみると、テレビやネット上でも有名な人物が次々と出て来ます。小田実氏、姜尚中氏、辛淑玉氏、辻本清美氏、松井やより氏、武者小路公秀氏と、左翼系、韓国・朝鮮系の大御所が勢揃い。実行委員会も、おなじみのピースボート、ピースウィンズ・ジャパンをはじめ、日本と韓国の左翼系団体が名を連ねています。

その後、飯坂氏はレインボーブリッヂの設立に関わり、代表に着任しました。そして飯坂氏の学長時代、聖学院大学の付属高校に北朝鮮の拉致被害者である横田めぐみさんの弟が、かつて在籍していたことが判明。そのことを確認したのは、聖学院大学客員教授であり、韓国で統一相を務めた康仁徳氏だったとされます。

山木 ※クリックで拡大


それを受けて、理事長の大木英夫氏はスピーチで、拉致問題を政治的カードとして使用することを批判しました。また、横田早紀江さんが、大学の付属小学校で講演したこともあるといいます。

その横田さんが小坂容疑者に対して、「得体の知れない人物」、「もう会わない方がいいと思った」と述べたことは、週刊新潮で以前報道された通り。

今回の小坂容疑者の逮捕は、北朝鮮関連の諸問題に、どのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。



山木


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事