●更新日 01/09●

死刑か否か  〜三島短大生焼殺事件


この特集以降、まだ後記しないと決めていたが、もう事件が起きてから丸5年が経った。東京高裁は静岡地裁の無期懲役を破棄し、死刑。しかし、最高裁の判決はまだ未確定だ。山根佐知子さんの父親が「同じ目にあわせてやりたい!」と訴えた光景は今でも忘れない。
東京高裁の田尾健二郎裁判長は、服部純也が強姦して生きながらにして火をつけ焼き殺した残虐性と、事前に灯油や拘束具を車に積み込み、迅速に行動している点で計画性を認めた。
19才という若さで死にゆく恐怖。火をつけられた性器の激痛は増し、その肉煙を吸い込んだ肺はゆっくりと焼け焦げていく。刺殺などと違い、絶命までに途方も無く長い時間を要する。
私は極刑を望む者として書かずにはいられない。
絞首刑でも歯がゆい。
最高裁にこの声が届きますように。



写真

山根佐知子さんが絶命した現場。遺体は手を合わせて前かがみになり、まるで祈るような姿だったという。
最後の最後まで、服部純也に命乞いをしたのだ。



BOZZ


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