2006年はIT長者たちにとっては受難の年であったことだろう。ライブドア堀江前社長の逮捕を皮切りに、ライブドア幹部 名が続々逮捕。
昨年のクリスマス 我が世の春を謳歌していたホリエモンも……
そして、ライブドア事件の余波を受けるようにMACアセットマネジメント(通称:村上ファンド)代表・村上世彰のインサイダー疑惑による逮捕劇と、“時代の寵児“と持てはやされた”出る杭“たちは、無残にも塀の中へと収容されてしまった。
逮捕当時のTV映像より
「ベンチャー業界では、年内、もしくは年明けにもう一件“大物”の逮捕があるのではないか? という噂で持ちきりです。その“大物”とは、T&G (テイクアンドギヴ)ニーズの野尻佳孝社長なのですが……」(週刊誌記者)
野尻社長といえば、ヒルズ族一番の二枚目社長。女優、女子アナ、モデルと数々の浮名を流すも依然独身を貫き、今年も釈由美子との交際発覚―破局は世間を賑わせたばかりだ。
釈由美子との交際報道も結果は……(関連記事)
そんな話題の社長にも、“インサイダー疑惑”の嫌疑……。内情はいったい……?
「7日発売の週刊文春によると、野尻社長が株式分割の情報を知人に漏えいし、インサイダー取引に加担したという記載がありましたが、さすがにそこまで大胆なことはしていないようです。事実といわれているのは、証券取引等監視委員会から調査協力の要請を受けて、6回ほど事情聴取に応じただけのようです。事情聴取の内容も、今、村上さんに嫌疑がかけられているニッポン放送株の件で、何か野尻社長が知ることはないか? というのが実際のところだそうです」(ITベンチャー社長)
週刊文春12月14日号「ヒルズ一モテ男」にインサイダー疑惑
T&Gニーズ社長野尻がSECから6回も事情聴取されていた!という記事が
今のところ、記事はまったくの憶測で事実無根のようだが、記事の影響で株価は急降下。たった1日で時価総額58億円を失った野尻社長の怒りは相当なものだという。
2007年は、ヒルズ族からの逆襲? それとも、再び逮捕劇か? 依然として目が放せない!?
石川隆