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これが時効殺人者の顔写真だ

8月21日、警視庁綾瀬署に68歳の男が自首した。
石川千佳子さん(当時29歳)を殺害した。男の元自宅の床下約1メートルから、ビニールシートに包まれた遺体と石川さんの名前が入った所持品が見つかった。この男は警察の調べに対し、1978年8月14日、廊下を歩いていたら、出会い頭に石川さんとぶつかり、口論となった。石川さんに騒がれたので、口をふさいで殺した、と供述した。その後石川さんの遺体を車で自宅まで運び、妻の留守中に4時間かけて、スコップで床下に穴を堀って埋めた。自首した男が千佳子さんと口論になったと言っている事について、弟の憲さんは「それは無いと思います。姉が人と争う姿を見たことがありません、穏やかな性格でしたから。」と証言している。


男の陳述書より

・和田の陳述書より
(中川小学校での勤務中)弁当に睡眠薬を入れられ、有毒ガスをまかれるなど、小学校で教員たちから嫌がらせを受けた。
犯行時の様子について 「78年8月14日夕。校舎の巡回中、1階給食室前の廊下で、プール当番の日直だった石川さんとぶつかりそうになった。
『こんなところで何をしているのだ』と近寄ると、バッグの様な物で私の顔を殴ってきた。払うとひっくり返り、大声をあげた。(中略)こういう状況を作る目的で罠をかけてきたのではないか。処分されてたまるかと強い怒りが生じ、夢中で両手で首を押さえた。遺体を隠していたことついて「遺体を埋めた和室の畳の上はよけて通るようにしたが、妻と一緒の時は不自然にならないように平静を装った。(乗用車で遺体を自宅に運び、床下約140センチに埋めた。遺体は毛布とビニールシートに包まれ、ロープで幾重にも縛られていた)犯行後の生活について「教員たちを殺して自分も死のうと考えたり、学校の来客が刑事に見えたりした。石川さんの霊が見えた。催眠術の本を買い、自己暗示をかけた。『お前は何もしてない。恐れることはない。』と。目を閉じて繰り返し、歳月がたつうちに事件をあまり思い出さなくなった。

被害者の母親ら遺族3人が約1億8600万円の損害賠償を求める訴訟を起こす。
男は、「損害請求権は消滅している」と主張。
対して遺族は「加害行為が終了したのは殺害時ではなく、04年8月の事件発覚時。
除斥期間は、その時点から計算すべきだと訴えていた。
2006年、9月26日、東京地裁は、殺人について「民法上の時効が過ぎており損害賠償請求権は消滅した」として、賠償責任は認めなかったものの、男が遺体を隠し続けた行為について、「遺族が故人を弔う機会を奪い、故人に対する敬愛・追慕の情を著しく侵害した」と述べ、男に計330万円の賠償を命じた。



これがざっとのあらましだ。
死人に口なし。
さも自らの精神が患っているかのような、そして石川千佳子さんから攻撃を仕掛けてきたかのような陳述。おおかた区画整理で死体が見つかる前に知り合いの弁護士に相談、供述調書はこうやって言え、と指導されたのだろう。強姦目的で殺したとは口が裂けても言えないし、どんな犯意にせよ、時効が成立していては司法も真実を追及できないからだ。

時効うんぬんの議論はおいといて、殺された石川千佳子さんの無念は一体誰が晴らすのか。
強い憤りを感じた私は、特捜班に命じ、現地の割り出しを行った。

これが殺人者、和田の家。かなり立派な家だ。

・氏名:和田 信也(70)
・現住所:千葉県南房総市沓見
・事件当時の住所:東京都足立区六木2-9-20


和田は


自分の姿や音声を放送したら告訴する。


と言ったが、これが和田の声だ。

音声ファイル

そして、これが和田だ。


70歳にしては、かっこいいじゃねぇか。
いい家に住んで、いい車を転がして。
今度、ゴルフ、一緒に行こうか。

 

渡邉文男

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