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滝川市のいじめ自殺に物申す2


昨日の記事が大きな反響を呼び、とても返信できない数のご意見をいただいたことを感謝する。
内容の分類をすると

渡邉さんの言っていることは賛成できない・・・34
渡邉さんの言っていることに賛成できる・・・・11
マスコミ報道の仕方に疑問があることに共感・・23

短文で「物申す」のような記事を書くと、共感している読者は沈黙の是認、その逆がご意見メールという形で反映されるので、今回の反響結果(賛成系が多かったこと)に驚いた。あらためて「いじめ問題」に対する読者の関心の高さを痛感した。
「賛成できない」メールのほとんどが、実際にいじめに遭っている、あるいは遭っていた人が占めた。その内容は、「親には言えない」というものだった。だから親は気づかない、という意見だ。
私の昨日の記事は、いじめに遭う人たちに向けたメッセージでは無かった。主に、学校の責任が100%であるかのようなマスコミ報道の在り方に問題がある、というのが主眼だった。その上で、親がまったく気づかなかったことに問題もある、と私は思った。彼女は友人に自殺予告をしていたが、母親には何のメッセージも残さなかった。両親が離婚し、さまざまな事情で母親に悩みを打ち明ける選択肢が無かったのだ。

命あるものの目指すところは死だ。その命の尊とさを教えるのが親であり、先生だ。

 


死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音。
W・H・オーデン

 


渡邉文男

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