●更新日 11/28●
賞レースに潜む罠
小説・イラスト・写真など、色々なところで公募している賞レース。
プロになろうと思っている人などの登竜門となっているが、夢見る応募者がカモにされている現実をご存知だろうか?

マンガ雑誌などでは必ず見かける
ある自費出版社は自ら賞レースを主催し、応募者の殆どに入選・佳作などを受賞させ、次に「このままではもったいないので、ぜひ協力出版で本にしましょう」と話を持ち掛ける。
実は、この協力出版(共同出版)というのがカモられる第一歩。
そもそも自費出版とは、その名のとおり自費で本を作ることで、同人誌もこれに該当。
協力出版は著者と会社が共同で作ると聞こえがちだが、実際はISBN(書籍コード)をつけ、一般流通できる形にするだけで、費用は自費出版同様に全額著者持ちとなる。

本の裏についているコード
受賞の現実にほとんどの人は舞い上がってしまい、出版を提案されれば契約までしてしまう。
しかし、書籍の位置付けは自費出版と同様なので、当然ながら営業も自分でやらなければならない。
出版・流通に関する知識の無い一般人は、高額な出費をしただけで終わるケースが大半である。
売って儲けようという考えではなく「作って儲けよう」というのが自費出版社なのだ。

▲某自費出版社の内部資料を入手
▼一部を拡大したもの

原稿持込者向けのパンフには『30万円から出版』と書かれているものが多いが、実際の費用は300〜500部で平均120〜160万円。
そこに広告費も著者持ちとなるため、結果的には200万円近くの出費になるのが殆ど。
内部資料を見ると、一般的な個人情報、職業、受注可能性のランク付け、応募理由などの他、
「年金を担保に金を貸して逃げられた」
「失業中で収入予定無し」
「かたぎになったので普通以下の生活をしている」
など、生活状況まで書かれている。
これも全て、出せるギリギリの金額を見極めるためだ。
支払い能力によっては、クレジット会社(クオーク、ライフカードなど)を斡旋しローンを組ませる。
コレによって例え支払いが滞っても出版社は全く損害を受けないシステム完成・・・と。
公募詳細に最初から「受賞を逃しても共同出版を提案する場合もあります」というのは要注意。
もっと詳細を知りたいなら、こちら
ソルト
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