●更新日 06/08●

新 事故は、ある日突然に


書いた人は山木です

本記事は、被害者の承諾を得て、本当に起きた事について記述しています。これは、事実起きた(今も起こっている話)として、お読みください。

旧「事故は、ある日突然に」 



以前、「事故は、ある日突然に」と題しまして、事故を起こしてしまった加害者・被害者が受けてしまった、保険会社の不適切な対応についてご紹介したことがありました。事故という、いつ自分が当事者になってもおかしくない内容のせいか、読者の皆様から多数の感想・情報が寄せられた事は僕も記憶に新しい。

今回は、前回の内容を越える程、酷い内容です。「果たして、保険会社とは・・・?」という疑念を抱かずにおられない程の不適切な保険会社の行為に、取材を行った僕も愕然としました。しかし、これから書く事は全て実際に起きたことです。

読者の皆さんが、今回の話を知り、こういった事がいつ自分の身に起きてもおかしくないと、自衛の気持ちを持ってくれたら幸いです。



事の発端は、平成15年12月7日 20:52分頃。東京都江戸川区の陸橋にて発生しました。

被害者であるAさんと、Aさんの家族(奥さん、子供2人)が乗っていたセルシオに、10tトラックが追突。事故の状況的には、陸橋の山を越える手前にてトラックの運転手が携帯を落としてしまい、拾おうとして目を離した隙に、下りの部分に停車していたAさんの車に追突した形になります。



被害に有ったセルシオの映像。トランクには高級ゴルフバックも入っていたが、変形したトランクから出すことができなくなった


幸運にも、Aさんの前方の車とは車間が空いていた為、サンドイッチにはならないで済みましたが、セルシオは後部座席が空かない程の損傷を受けて、全損。後部座席に座っていた子供は幸運にも前に乗り出していた為、追突の衝撃で前に投げ出されただけで済みましたが、運転席と助手席に座っていたAさんと奥さんは全治2週間の「頭頚部外傷・頚椎捻挫・左肩挫傷」などの傷を負ってしまいます。

数日後、事故の件に関して、加害者側が加入していた保険会社「朝日火災海上保険株式会社」との交渉に入ります。

Aさんの交渉相手となったのは「朝日火災海上保険株式会社 本店サービスセンター」「課長代理 高梨 正博」氏。

Aさん側の要求は、「セルシオを全損扱いで直すこと。病院治療費の負担。直るまでの代車。トランクに入っていたゴルフバックを物損扱いで直すこと。」

この際、高梨氏は全部要求を受け入れたとのことでした。しかし、高梨氏から「セルシオの保険は、Aさんの加入している保険を使ってくれないか」と言われた辺りから、おかしくなってきます。もちろん、「それはおかしいだろ」とAさんは突っぱねましたが、念の為、自分の保険(あいおい損保)では幾ら出るのかも調べました。

結果、以下の差異が出てしまいます。

朝日火災海上保険   226万円

あいおい損保(Aさん加入の保険会社) 280万円

上記の件に対し、Aさんは、「自分の保険は280万円出すと言っているんだから、その金額を出せないのはおかしいんじゃないのか?」と言った事に関して、朝日火災の高梨氏は「自社の規定ですから」と認めなかったとか。

そして、更なる揉め事が発生します。事故翌日より代車として、朝日火災からトヨタレンタリース経由にてセルシオを渡されていたのですが、金額の差異が出始めた時点にて、「早く返却してください」と高梨氏に要求されます。「お金も支払われていないのに、それはおかしい」というAさんに対し、「車を返却してくれれば、早くお支払いします」と見当違いなことまで言い出す始末。ゴルフバックの査定に関しては、60万円の金額のものが36500円の認定だとも言ったとか。そして更には、「代車を早く返せ。使うなら、自分の費用でやれ」という内容証明が来るに至ります。

もちろん、Aさんが「最初に言っていた事と違うじゃないか!」と抗議したところ、朝日火災の高梨氏は交渉は決裂したと感じたらしく、この時点で、弁護士を介入させました。



ここまででしたら、程度の差は有れ、“良くあること”だったかも知れません。しかし、今回の話は、ここからが本番なのです。

いつまで経っても値段が確定せず、更には弁護士まで出てくる結果になった事に対し、Aさんは「もう、自分の保険使って直す。もういい!」と、自分が加入している保険会社の担当に伝えました。「では直ぐにお支払いしますが、車両の現状確認をさせてください」とあいおい損保の担当者。

全損となったAさんのセルシオは、朝日火災の指定工場である、「株式会社タウ」に修理扱いで入っているとの事でしたので、あいおい損保の担当者が確認しに行ったところ



Aさんのセルシオは、すでに朝日火災海上、高梨氏の指示により、売却されておりました―――――――――



(名義変更などに必要な書類は、全損扱いの場合はお金で支払うわけだから、、、という理由で、先に書類を渡してくれと言われていたそうです)



つづく



探偵ファイル



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