●更新日 11/16●

視力矯正手術を受けました
BOSS





近視や乱視の方はけっこう興味がおありだと思います。実際はもう一ヶ月近く経ちますが、経過も見てから書こうと思ってましたので、報告が遅れました。私が手術を受けた、術例が日本一の錦糸眼科でさえ、約16000人しか手術をしていません。まだまだ普及していない医療分野ですね。
私の場合、裸眼で0,2と0,03。手術を受ける人の中では中程度。でも乱視が強く、メガネをかけたら牛乳びんのフタ状態(この日の日記でまったくの別人になる証明をして見せました)あまりにかっこ悪いので手術を受ける前まではずっとハードコンタクトを装用。毎日、着けたり取ったり。あんな面倒なものはありません。紛失すると何も見えない、まさに手探りの世界。風が吹いて目にゴミが入った時の痛さったら・・。今ではすべての悩みに開放されて、非常に爽快な日々を送っています。

手術はまったく無痛。リクエストして錦糸眼科の院長先生にやってもらいました。時間は10分程度で、目を固定して角膜を薄く削ってレーザー照射、あとは洗っておしまい。ベルトコンベヤー式で次から次へと患者さんが手術室に送り込まれていくサマは、まるでSFを見ているようでした。

しかし、いいことばかりではありません。私の場合、コンタクトの矯正視力よりも明らかに落ちたからです。現在、0,7と0,4。コンタクトの矯正では1.2と0.7を叩き出していましたから、明らかに力不足。術後一週間の検診で、私の前後に診察した人も私と同じくらいの視力しかなかったので、宣伝のうたい文句にある「約90%は1,0以上!」は、あまりうのみにしないほうがいいでしょう。費用は術後の検診も入れて70万円くらい。このお金が高いと思うか安いと思うか。目の悪い人しか分からないだろうな。私はかなり満足していますよ。0.7でも、何といっても裸眼!!ですから。

あと、視力が安定するまでは、近くを見るとき(本やパソコン)は、病院にもらった遠視用メガネ、つまり老眼鏡をしばらくかけなくてはならず、これもいつ開放されるのやら。手術によって強制的に遠視にさせられた、といった感じ。つまり、本を読まない体育会系の人など、近くの視力を犠牲にしてもいいから遠くが見たい人にはまさにうってつけの治療方法だと思いますよ。

それと、これ、重要。コンタクトやメガネでは、目の外でピントを修正しますから、脳で見ている画像と実像(本物)との位置や距離がズレます。つまり、ゴルフを例にとると、本物のボールはここにあるぞーっとイメージしながらわざとポイントをずらして打つ必要があるのです。裸眼ならそれがない。これが、タイガーウッズや高津投手など、多くのスポーツ選手が矯正手術を受ける一番の理由でしょう。じゃ、おまえのゴルフのスコアは上がったかって? 残念、手術をしてから忙しくて一度もコースに行ってません。

ブラックジャックに憧れた少年時代。さて、みなさんがやってみたい、受けてみたい手術がありましたら、私がやってみますのでメールください。快適になるのなら人間サイボーグと化すのもいい、と思っている今日この頃です。