●更新日 4/15●


餞別を渡す価値のある女

 

 

なごみの部屋のかおりんがロスから帰ってきた。やけに事務所が静かだなーと思っていたら、一週間アメリカへ行っていたらしい。
そういえば、餞別を渡していたので、おみやげが楽しみだ。
餞別と言えば、暗に、
この金額に見合うか、まぁ半分くらい価値のあるもの買ってこいよ、という強制力が必ず存在する。それが社会の常識だ。であるから、あんまり安いものを買ってこられてもつまらないので、3万円渡しておいた。でも、かおりんは非常識が服を着て歩いているようなものだから、アメリカのおみやげの定番、芸能人なんかのサイン(もちろん偽物)入りのフォトスタンドとか、チャーリーズエンジェルのジッポーくらいかもな、と予測していた。つまり、投資に対して八分の一くらいの品物でおさえられる危険性があった。
少し前、ハワイに行くというので1万円の餞別を渡したら、「BOSS、フェラーリのミニチェアを買ってきたじょ〜」と言って台湾製の安物のおもちゃをもらったことがあった。なぜにハワイで、こんなんどこでも売ってるじゃないの、それよりも、これ、フェラーリじゃなくて

赤のRX−7なんだけど

日本車だよ、マツダが作ってる。でも彼女には何を言っても仕方がないと思って黙って我慢した。

だが、今回はその予測を見事に裏切ってくれた。彼女は前回の汚名を見事に晴らしてくれた。
3万円の餞別が、こんな素晴らしいおみやげとなって返ってきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

バービーの歯ブラシ

 

ABCストアだろ! 300円くらいだよな!?
どうして3万円の餞別がABCストアなわけ?
そんで、どこでどうやって使うわけ、これ。

しかも、山木君へのおみやげ、何?
 

 

 

 

 

 

 

餞別渡してないほうがかっこいい。

 

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