シリーズ ザ・山木 ・・ 何気ない一言が
墓穴を掘ることになる
シリーズ ザ・山木

05. ☆ 電脳探偵のフェイク現る!!


五月某日、午前一時・・・
── 事務所でウトウトしているところに友達から電話があった。
「お前、最近は渋谷で路上ライブやりながら踊ってんだって!?」

激しく意味がわからない。
「なんで路上ライブ...そもそも渋谷にあの格好で行くわけがないだろ。」
なんて聞き返すと...

「だって、赤いバンダナ締めてジージャンにジーパン
               なんて格好する奴、お前しかいないだろ。」

なんて、まるで決め付けるように言われたのだ。
何の事か解らないが、そういう格好をする人が僕以外にもいるってことなのか?
本気で僕のマネしてるので有れば嬉しいことだし、明日に時間が空いたら確かめに行こうなんて思った・・・。

そして12時間後の今、友人の言では僕と見間違えるくらいの男が...渋谷ハチ公前にて踊っていた。 ──お昼過ぎ── 人の集まりも多くなるハチ公前で自作の曲をラジカセに詰め込み、 歌いながら踊っている。



写真1



彼は歌う。 ダミ声・・・いや、独特の渋みが掛かった声で。
彼の思いは、ラジカセに接続されたコードマイクを通して、表現される。



写真2
そ〜れ、コマネチ

●意味ありげな振り付け 動画1



・ ・・そんな声は聞こえてはこない。
だが、この動作に含まれている彼の思いはしっかりと心に浸透するはずだ。
それはモントリオールオリンピックで10点満点を連発した『ナディア・コマネチ』宜しく、観客を魅了してはばからない。



写真3
渋谷の視線、独り占め

写真4
見よ!!

●意味ありげな振り付け 動画2



この意味有りげな振り付け!!彼はこのダンスを通して、我々に何を伝えようとしているのだろうか? まったく楽しくなさそうだし、笑顔が一ミクロンも感じられない裏にはどのような感情が・・? その虚ろな目と、身に纏う悲壮感はUFOを呼んでいると言われても信じ得るくらい、神秘をまとっている。




小一時間後・・・彼の演奏が終わったようだ。
颯爽と突撃インタビューを敢行してみよう。


写真5

山木:こんにちは、名前を教えてください。
彼 :あ、しんちゃんと呼んでください。(凄く小声。恥ずかしそう)
山木:え・・と、ミュージシャン??
彼 :え・・・まだ駆け出しなんで・・・そんな・・・。(更に小声。聞き取りにくい。)
山木:・・・・・・・・・・・・・。
彼 :・・・・・・・・・・・・・。
山木:・・・・・・・・・・・・・。
彼 :・・・・・・・・・・・・・。
山木:・・・・・・・あの、頑張ってください。

会話終了。

そうそう・・・せっかくだから、何かの御縁ということで彼のCDを買ったので紹介しよう。


写真6
ギリギリのネーミング



♪彼のお勧め曲、『プラスティック・アイドル』を聴いてみよう!

タイトルジャケットから、歌詞カードに至るまで全て自作。全て手書き。



写真7



裏面に至っては、インフォメーションという題名で自宅の住所、電話番号、実名、全て公開! まさに・・・・・いや、何でもないです。。。
僕に非常に似ている人がいるという情報から始まった今回のレポート...。
こんな奇怪・・・いや、素敵なミュージシャンと会えて凄く嬉しかったです!
情報の電話をくれた友達に感謝・・・。

今回の取材で、しんちゃんのCDを三枚購入しました。
三名の方にプレゼントしますので、欲しい方は僕までメールくださいな
締め切りは5月27日まで。
■プレゼントの応募は締め切りました


   ※しんちゃんは、だいたい毎日渋谷ハチ公前で歌ってるそうです。
    興味が出た人は、生のライブを見にいってみよう!もっと首ったけになるかも。



( 探偵ファイル・山木 )


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