|
・・ |
怖がり探偵の 心霊スポット行脚 |
|
08. ホテルF 今回も読者より投稿をいただきました。
いきなり話は変わるが、オーリーと坊主にて、私の身体(坊主頭)を心配して「Kさん大丈夫ですか?」とわざわざメールをくれた方どうもありがとうございました。 この場を借りてお礼を申し上げます。 あと、「オーリーは塗ったあと乾燥させないと意味がないので、乾燥させてから剥離剤をかけるよう、もう一度やってください。」とわざわざメールをくれた方、この場を借りて「オマエガナー」と申し上げます。 (山木註・やっちゃダメですよ!) ということで、病院で「剥離剤を頭にかけた」っていったら皮膚科じゃなく精神科にまわされそうになった私こと探偵K。 そのダメージもようやく癒えたと思った矢先に、またまた山木と心霊行脚である。 精神科で抗うつ剤を処方してもらえばよかったかなあ。 今回もシリーズの多分に漏れず、やはり木々埋もれる山の中にあった。 国道から峠を越え、山道に入り30分ほどしたところにその建物はあった。 富士山のお膝元であり、見晴らしは非常に綺麗である。 その絶景をぶち壊すかのごとく存在する廃墟...。 廃墟はこれまでもいくつかあったが、今回は "廃墟" という言葉が、これほどまでに似合う建物があっていいのか?ってぐらいに荒れ果てている。
天井はめくれあがっているし、階段は腐って抜けそうだし、床には「苔(こけ)」が生えてるし...。 しかも、かなりの広範囲で生えているので、どれくらいの期間放っとかれたのか、推して知るべしである。 割れたガラス おまけにガラスは全て割られて床に散らばっている。 山木「心霊うんぬんよりっていうよりも、普通にガラスの危険があぶないですよね。」 お前の日本語も危ないぞ。 山木「うん・・・?何だアレ?」 なんと、階段をみつけた ブチ壊された壁の奥に階段が・・・! 山木「なんか、ドラクエみたいですね。」 ドラクエだと職業は "あそびにん" になるであろう山木がつぶやく。 (あそびにんはホントに役立たずだ。つれていくならシャレのつもりの方がいいぜ ) 階段を登ると普通に2階に行けるだけである。 なんでまた行き止まりになる場所に階段を付けたのか? ワケわからん。今回、最大の謎である。 おお、やまき。ピアノをひくとはなにごとだ! ロビーにピアノがある。 山木が♪猫ふんじゃったを弾いている。 「音の出ない鍵盤がある」とかブツクサ文句を言っているし...。 「よくまあ、こんな場所でピアノを弾く気になるな」と私が言おうかと思ったとき...。 カタン カタン カタン... 山木&K「ラップ音 キタ━━━━(°∀°)━━━━ !?!?!?」 ついに心霊現象か?と喜び勇んで探すと・・・ただの水漏れだった。 幽霊の正体見たり、なんとやら...である。 ラップ音は、ただの水漏れだった 山木「夜に来れば怖かったかもですね。昼に来るとこんなものなのかもしれません。」 ああ、ぜひそうしてくれ。 ただしオマエ一人でな! しんぶんをしらべますか? >はい いいえ 1984年の新聞を発見。20年前はまだ営業していたわけか。中はかなり広い。 五階建ての上、地下まであるので、そうとう繁盛していたようにも思える。 殺人事件で、客足が遠のいたってのもあながち嘘でもないのかもとは思った。 しかしその後、近隣の住民や近くのホテルに聞いた結果...
なるほど・・・心霊スポットを探して来た連中が... 先客のライトを見て人魂と 勘違いをしたのかもしれない。 どうやら、心霊で潰れたわけではなさそうである。 「いわゆるバブルの塔か...。」 心霊うんぬんを抜きにしても、普通にもの悲しくなってくる。 夕焼けの山を見ながらつぶやいて、我々はホテルを後にした。 追記:ところで・・・コレ何か、わかる人います?
( 勇者K&あそびにん山木 )
|
←心霊スポット行脚第7弾へ | あぶない探偵INDEXへ | 心霊スポット行脚第9弾へ→ |