秋葉系を極める ・・ 恒久的かつ
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秋葉系を極める

04.電脳探偵 違法DVDに迫る


まずは、この秋葉原取材を『山木』・『宮ぷ〜』氏と行った日の晩の話である。 私は、仕事仲間の一人とある商品の仕入れ&某会社の経営状態の悪化および人員の水増し(偽りの情報を掲載)に関する話をしていた。 ここまではよくある話であるので、私的には全く持って問題が無い。問題はその後である。

「あ〜、そうだ。今日さぁ秋葉原に営業行って来たんだけど、吉野君さぁ秋葉原で何か嗅ぎまわってなかった?」

....図星である。だが、ここで "秋葉原のコピーに関する些細な調査" を行った事を認めてしまったら、 今後秋葉原で "金髪の馬鹿" と "アニメのTシャツ&バンダナ" の男を見つけたら "要注意" という図式がある程度成り立ってしまう可能性があるので、とりあえず適当に...

「いやー、他人のそら似じゃ無いですか?」

などと、話をそらしたのだが、この男曰く、某ショップの店員が...

「今日、秋葉原に裏ニュース君と電脳探偵が来ていたよ」

と断定し、そしてその事を色々な人間に話していたそうだ。 なお、私達が某ショップの店員にバレてしまった理由は書くまでも無 "守護月天のTシャツ" であり、そしてそれを聞いた電脳探偵は、現在調査用に "ちょびッツ" のTシャツを作成中である事を明記しておく。

写真1
▲プリントシャツ製作図

閑話休題

さて、前回の電脳探偵で書いたように、秋葉原のコピーショップのある意味目玉商品となっているのは、なんと言っても日本未発売のアニメDVD。すなわち、アニメの海賊版DVDである。 例えはそれは、ファーストガンダム全話であったり、日本でそろえたら数万円はくだらないカウボーイビバップ全話であったりする。
当然、これらは日本のアニメ会社からライセンスを受けて作られたモノではない事から、これら商品は輸入をする際に【違法なコピー商品】として扱われる "筈" である。
だが、2002年4月現在、日本の税関はこれら商品を殆どスルーパス状態で黙認をしているのが現状であり、そしてそれら商品は秋葉原の路上や、某大手オークションサイトなどで販売されている場合が多い。

写真2

今回は、それら商品を電脳探偵(コピーの素人)に鋭く切っていただき、電脳探偵の電脳探偵である所以を「探偵ファイル」という WEB の海にて大々的にアピールしてもらい電脳探偵という今までに無い地位を確立してもらうのが最大の目的だ。

という事で、電脳探偵と共に秋葉原のコピー業者に近づき、そしてチョットこれらDVDのルートを話していただく事にした。 以下が、電脳探偵山木とコピー販売業者の会話全内容である。 尚、今回もプライバシーの関係上、音声データの公開は見合わせていただきます。

    山木「これ、パソコンで見れるんですか?」

    店員「見れますよ。お客さんがDVDドライブ持っていれば」

    山木「え、これDVDなんですか?それじゃ、プレステでも見れるんですね!!」

    店員「いえ、プレステではなくプレステ2で見れるのです。」

    山木「CDじゃないんですか。これ・・・・」

    会話終了。
もしも、2001宇宙の旅に出てきた『モノリス』が実際に存在するのであれば、進化の過程上にある生物の前に登場するよりも、いま最も進化を望んでいる山木の前に登場して欲しい所だが、ここは現実の世界。 虚構のミラクルワールドではない。 そして、このままでは『秋葉原コピー事情の些細な調査』は失敗と終わり、そして取材費の3000円は水泡に帰してしまう。 という事で、この辺りのコピー状況に関してある程度詳しい私が、店員から色々と聞きだす事となった。 以下が、会話の内容を大まかにまとめた物であり、そして私が前回の電脳探偵にて【受難】とはこの事である。

    吉野「色々なDVDが入っていますねぇ。そういえば、一時期香港で出回ったって話
       のあるメガゾーンとか、ビデオCDオンリーのリリースだったプラレス三四郎
       とかのDVDって売っていないんですか?」

    店員「うーん、この手の商品って一回プレスして人気がないと、一回で廃盤になっ
       ちゃうんですよ。だからメガゾーンとかはある意味珍しいので最近は店頭に
       並ばないですね。あと、プラレス三四郎はDVD化まだされてないんです。」

    吉野「へぇー、で他に単品ウリとか、こんな感じのあまり売れ無そうなDVDは何で
       置いてあるんですか?あまり需要なさそうに見えるんですけど。」

    店員「これは、基本的に手荷物でオマケ的に持ってきた商品なんですよ。だから、
       売れてくれれば御の字だし、それに売れるとも思っていないんですよ。で
       も、アニメによっては結構売れてますよ。例えば、"ヒカルの碁" とか。」

写真3

その『ヒカルの碁』という言葉が店員の口から吐き出された瞬間、隣にいた電脳探偵は、トランペットを眺める黒人少年の瞳よりも輝き、そして私の服の袖を引っ張りながら...

「欲しいです。でも取材費では落ちません」

と魂から搾り出すような本音を言い、自分の財布をさぐり始めたのだが、悲しいかな彼の財布の中には千円札と数枚のコインしか入っていなかった。 その結果、私は虎の子3000円を店員に支払い、山木に『ヒカルの碁』のDVDを手渡しその場を立ち去ろうとした。 が!!!その瞬間、私達の目の前にジーザスが降臨したのだ。

写真4
「僕だけじゃないんだ」 by 山木

その直後、彼は

「春風、スローダウン」

などと訳のわからない事を言ってその場から走り去り、私は一人秋葉原から去る事となる。

それから数週間後、すなわち今現在、私は【探偵ファイル】の事務所にてチョット壊れちゃった山木とこの原稿の最終チェックを行っているのだが、彼の言動は微妙におかしく、そして彼の書き上げた『ヒカルの碁』のDVDレビューは、ヒカルの碁に焦点を当てたものではない。

写真5

『ヒカルの碁』って、香港だと『棋魂』って訳すんですね。豆知識になりました。 まぁ・・そんなことはともかく、このDVD再生してみると、いきなり...

写真6

実写なんですよ。思いっきり意表を突かれました。 この三人が新年の挨拶なんてものをやっているのを呆然と見ていたら...

写真7 写真8
今度は試合始めるし

まさか・・全編、実写!?じゃぁ・・・

写真9
このガキんちょが、ヒカル!?

...そんなことはなく、この後にアニメはちゃんと始まりました。 どうやら正月スペシャルで実写も作ったみたいですね。 しかし、そんな所までDVDに入れるなんて、さすが香港です。

そして彼は言った。

「僕の机ってエルドラドみたいでしょ。まるで秋葉原の露天みたいだ」

写真10 写真11
山木の机 露天の映像

彼が東京タワーを東京バビロンと呼び出すのも、そう遠い日ではないだろう。

追記・・・なお、私が最近非常に忙しいのは、『電脳探偵 山木』&『宮ぷ〜』につき合わされ、
     ジャッジメントなんていう仕事をしているからという話もある。

最近やった仕事の中で、最もくだらない仕事

( 吉野健太郎 )


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