
●更新日 08/30●
イッキマン【最終回】 −海−
最近何かを忘却しているな、と思いもんもんとしていたのだが、ようやく理由がわかった。
イッキマンはヒーローなのですよ。
ただ液体とか針とか本とか飲んで嬉しそうにしている変態ではないのだ。
よし。ならばヒーローの本懐に立ち戻らなければなるまい。
ヒーローは何をする存在か。きまっている。
悪を倒し、地球を救うのだ。
しかし取り立てて、身の回りに悪だくみをしている人がいない。
というか、悪い人は大抵の場合怖いし、暴力にも躊躇がないから、関わりたくない。怖い。
………。
よし。環境問題に取り組もう。環境問題もけっこうシビアだ。
なんといっても地球温暖化が差し迫っている。地球温暖化が進行すると人類にとってはけっこー都合が悪い。南極や北極の氷が溶け出し、ペンギンやシロクマなどのかわいい動物が死滅するし、なによりも海の水位が上昇し、我々人類が生息している大地を飲み込んでしまうのだ。
これは一大事だ。陸上が海に飲み込まれてしまっては、水族館の職員は全員リストラだし、なによりも我々は死滅する。絶対に海が陸地を飲み込むのを阻止しなければならない。
わかった。やれるのは私しかいない。そう私には特殊な技能がある。イッキ飲みという。
海をイッキして大災害を阻止するのだ!!!
いくぜー!!
わぁーーーー。
じゃばじゃばじゃば!
ごくごくごく。
しまった!俺泳げない。
ぎゃあああぁー。ぶくぶくぶく。
U R L
EMBED
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イッキマンは死んだ…。
大自然という大いなる敵に果敢にも立ち向かい、散ったのだ…。
地球に差し迫る地球温暖化の魔の手…。
もう止めるものはいない…。地球はもう終わりなのか。
しかし、イッキマンが死んだことで、CO2の排出量が都合よく一人分減少した。
地球温暖化の進行を遅らせることに成功したのだ。
イッキマンがわれわれに与えてくれた貴重な時間を、無駄にするわけにはいかない。
イッキマンの死を犬死にするわけにはいかないのだ。
ひとりひとりの努力で、地球温暖化は解消される。
われわれ人類も、イッキマンの手から離れ、一人の足で歩き出すときがきたのだ。
ありがとうイッキマン。
わすれないイッキマン。
君が我々人類に残した希望を、我々はきっと育て上げる!!
fin
ニノマ
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