|
●更新日 05/16●
眠らない街、東京。 つまりギャグマンガでよくあるシチュエーション。 うんこをしたが、紙が無い!しかもこんな変な場所にあるトイレに人が来る訳がない。 どうしよう、絶対絶命だ。 というのを現実で行ったら一体どういう結果になるのかを検証するわけだ。 ご覧になって欲しい。
便器周辺。この便所にはトイレットペーパーが常備されていない。 東京で生活しているとコンビニなどでトイレを済ませられるので、 公衆便所に紙がない、という認識がなかった。 下痢などで慌てていたら紙がないのにうんこをしてしまうじゃないですか。 トラップかよ。大掛かりな。恐ろしい。 しかし、紙を持った救世主が現れないとこの個室から出られない、という状況は、あれに似ている。 遭難だ。 都会の中心で遭難。うんこする部屋で遭難する人間。これはもう恐怖だ。身の毛がよだつ。 え?開き直って、うんこついたままズボン履けばいいじゃんか、って? うんこ拭かないでトイレから出れるわけないじゃないですか。 うんこ拭かないでトイレから出れるわけないじゃないですか。 重要なことなので二回言いました。 いいですか?うんこ拭かないでトイレから出れるわけないんです。不可能。はい。
そうこうしていると喉が渇いてきた。…、なるほど、遭難っぽくなってきたぞ。 これは危険なことだ…。どうにかして飲み水を確保しなくてはいけない。 大抵の遭難者も、こうやって命を落としていくのだ。
あ。なんか足元に無限に水が出てくる親切なシステムがついてる。一安心だ。乾いて死ぬことは無い。 とはいえ、やはり人がやってくる気配はない。一応渋谷区なのに。ここ。 ダメだ。誰も来ない…。 それにここは陰気だし、狭いし、なんか臭い。最悪だ。 それにだんだんと心細くなってきた。
他に被写体が無いから自分を写すしかない。こんな時間に、こんな場所に人が来るんだろうか。 来たとしても、「紙ください」とか言ったら、 「紙なんてもってねぇ、それより俺は今むしゃくしゃしてるから殺す」 みたいなことを言われて殺されるのは嫌だなぁ。不安の種はつきない。 しかし、希望を捨てないで待ち続けていると、 外に人の気配が現れた! 足音だッ!うおおお、カモンカモンカモン。 入ってきてくれー。そして願わくば紙を持っていてくれ!! ・ ・ ・
来た!…やった。 まさか本当にこんな辺鄙な場所に人がくるなんて。 今、救世主はまさしくドアの向こうで放尿をなさっている。音が聞こえる。 救世主の放尿を邪魔するわけにはいかない。そして、音がやんだ瞬間を狙い、検証開始! U R L EMBED ニ「あの、紙を持っていたら分けていただけませんかッ!?」 救世主「ッ!うわっびっくりしたぁ〜」 スタスタスタ。 ニ「…、あの、すいませーん…、あのぅ…」 ・ ・ ・ 救世主、去る。 え?
ちょっと待ってくれ。これは一体どういうことになっているんだ。 個室の中から「紙ください」。困ってるのは明白だ。いわゆる緊急事態である。 「困ったときは助け合いましょう」そんな感じのことをみんな小学校で教わるんじゃないのか? みんなちゃんと学校いってるのか? 教育が骨に染み入っていないとしか思えない。 「たった一人に見捨てられたからって『みんな』ってのは言い過ぎじゃないのか」って? じゃあこれを見てくれ!! ↓↓↓↓ U R L EMBED もう一人来たんだ。無視されたけど。 こんなへんな場所にあるトイレにふたりも人が来るのは奇跡的なことだ! そのふたり両方にシカトされるのはもっと奇跡的なことじゃないのかなッ!! 冷たい。みんな冷たい。冷たくされると心が折れそうになる。 狭くて臭い空間が精神的重圧に拍車をかける。このまま誰もこなかったらどうすりゃいいんだ? うんこして紙が無かったらそのままの垂れ死ねってのか……? ・ ・ ・
叫んだ。・ ・ ・ …誰も来やしない。 ああ、これは、あれだ、もう、あれです。これはもう、ダメかもわからんね。 マンガなら笑って終わる問題だが、現実でやるとこれはけっこう過酷なのが凄い。 狭いし、臭い。これはまぁ、わかってもらえると思う。 意外なのは、こうやってぽつんと人気の無い場所に長時間いると、 結構強力なマイナス思考がせりあがってくることだ。 変質者が来てぶっ殺されたらやってらんねーな、などと思う。切実に。 正直な話、さっきの二人が来たときも、気配を感じた瞬間、ちょっと鼓動が早くなった。 普段ならこんなことは無いはずだが、うーん、これが密室のストレスということなのか…? などと考察していると、再び、人の気配がッ!! よっしゃー。気合が入る。三度目の正直だ!!
入った!…こ、今度は今までと違う。 何が違うか!? 今回の救世主は大便所に入ったのだ! おおおお。これはかつてないビックウェーブの予感だ。 何故なら今までこの公衆便所にやって来た人は皆、小さいほうだった。 それならば、まぁ、無視されるのも無理はないというものだ。 紙を持っていない可能性のほうが高い。 しかし!今回は事情が違う。 大便所に入った、ということは今回の救世主は当然、「大の方」に用があり、 大に用がある、ということは絶対に紙を持っている、ということだからだ! そして自分は、大の救世主の「用」が済んだ、とおぼしき瞬間を狙い、声をかけた! U R L EMBED ニ「すいません…、紙を、分けていただけませんか…?」 ……… ニ「すいませーん…。」 ……… ニ「すいま、 救「ありませんッ!!」 ・ ・ ・ ・ ・ え? ありません…、って…。 だって、そんな、え? おかしいじゃないですか?ねぇ。だって、だってあんた。 絶対、わしゃわしゃっ、って、わしゃわしゃっ、ってケツ拭いてたもの。 絶対絶対、ケツ拭いてたもの!!! 他人の窮地より自分のケツが大事ってことか! 紙なし便所じゃケツ紙の価値は金にも勝るってことかね!? なんにせよ、今回の実験でわかったことがある!! 東京の人は冷てぇよ!!!! 皆!!トイレの紙には気を付けよう!! 自分のケツは自分で守れ!!! ニノマ |
|
|||
| 探偵ファイルのトップへ戻る |
|
|
|