●更新日 09/02●


アメリカ人に梅干とか食わせてみるinUSA 2


ちょっとアメリカ人には知られていない日本独特の食品を、マンハッタンに行きかう人々に食べさせてみようと猛暑の中行って参りました。
食品はウメボシ、納豆、もずく、たらこ、ラッキョウ、タクアン、ジャコ、昆布の佃煮、イカの塩辛、のり。

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最初は普通の洋服で行こうと思ったのですが、ただでさえガードの固いニューヨーカー。
いきなり、見知らぬ女が「コレ食え!」と怪しげな食べ物をさしだしても無視されるのがオチ。

映画ラストサムライやサユリなどでもおわかりのように、大変人気のある“着物”。に、似た浴衣で行けば、注目もされるし、いかにも日本の宣伝という感じで良いのではないかと言う弁護士の助言により、本当に着てて行きました。(弁護士はね、一応訴えられた時用にと相談してたので。。笑)

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場所はマンハッタンのど真ん中、タイムズスクエア。の裏のフォーティーセカンド(42)ストリート。昔はドラッグディーラーなどがうろついていた危険地区だったのが、今ではディズニーランドのように安全。

人々が多く出入りする地下鉄の出口の所で怒涛の試食タイム!

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▲写真を撮らせてくれた人、撮らせてくれなかった人含めて150人近く! それ以上に断られたのが300人近く▲

反応はと言うと、見た目で食べたがらない人が多かったものの、一旦口に入れると「あれ?おいしい!」という声多数。
マイナーな日本食品の勝利だ!

個別の反応は以下↓

「梅干」
ウメボシは、みんな食べる前にニオイをかいで「ワンダフル」などと言って、パクッと口に入れて大後悔っていうパターンが多数。「このすっぱさは絶対体によくないっ!唾液が溢れてくるっ!!」どうやら、日本人でもアメリカ人でもウメボシが与える影響は同じなんだと感心。

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「ニオイはいいのに、味がすっぱすぎて×」 「人殺しの為の道具なのか?」 「日本人はクレイジー」 「絶対体に悪いと思う」 「顔が変になる」 「日本に行ったときにパスタにウメボシがはいっていた。ゆるせなかった」


「納豆」
納豆は匂いがきつかったため、10人食べさせるのに2時間もかかりました。納豆が一番不人気で、2人だけがおいしいと言っていました。ネバネバした茶色い豆は「ウサギのフンとなめくじが合体したようだ。」との感想。
とにかく、超不人気w ニオイからダメで、しかもネバネバで糸ひいちゃう。。。反応は言葉より「うげっ」とかの方が多くて笑えた。ボイスレコーダーはそんなのばっかりww

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「おーまい×××!!」(ここのはかけないような悪口の連発) 「く、くさい!」「げぇぇぇぇっ」 「ぎゃぁ」 「きぇーっ」 「ホーリーモーリー(意味不明)」 「ぐほっ」 「まずい」 「腐った味がする」 「洗ったままの洗濯物を2,3日洗濯機の中にいれておくとこういうニオイがする」 「ウサギのうんちとなめくじの合体」 「絶対人間の食べ物じゃないと思う」 「こんな物食べなくても、他においしい日本食があるから。。」 「大豆物はなんでもすきだから、納豆もおいしい」 「今まで食べた事のない味だけど、おいしいよ」 「お前がオレの目の前で食べるなら、食ってやる」


「もずく」

ヌルヌル感が不思議だったようです。
写真 涙目に
「ヌルヌルして別の生命体が体の中にはいってくるみたい」「ヌルヌルしてはなみずをすすった時の感覚に似てる」「海の生き物って感じ」「なめくじの親戚?」「なんだこりゃ?こんなもの人間の食べ物じゃない。でも神様を信じていればきっと、いつかいい事があるから、がんばりなさい」 「日本食といって私を騙しているとしか思えない」「健康によさそうな味」「夜中にお腹の中からエイリアンのようにでてきそう。。。」


「タラコ」
タラコは「魚の卵(フィッシュエッグ)」と言うと嫌な顔をされたのに「ジャパニーズ・キャビア」と言ったらなんの抵抗もなく食べてました。「物は言い様」という事を学んだって言うか。。

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「ワンダフル」 「ロシアのキャビアよりいい」 「ピンクのうんち」 「ウオッカにあいそう」 「どうしてピンクなのか」 「魚の卵っていわれると食べる気がなくなる」 「つぶつぶして、口のなかではじける」 「汚れた靴下の味」 「この味を私は知っている、知っているけど、思い出せない」


「ラッキョウ」
ラッキョウは「こんな小さな玉ねぎ見た事ない。」「苦い」などのコメントと共にわりとおいしがられた食品。アメリカ人は小さな食品は噛まない人が多い事発見。いきなり飲み込んじゃう人多数で喉に詰まらせて訴えられるんじゃないかと、少しヒヤヒヤした。噛めよっ!

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「こんな小さな玉ねぎ見た事ない」 「何回むくと玉ねぎはこんなに小さくなるのか」 「こんな小さい物ばかり食べてるから日本人は小さいんだ」 「食感が好き」 「玉ねぎは炒めるのが一番おいしい」 「ホットドックに入れたらおいいしいかも」


「イカの塩辛」
イカの塩辛は、「宇宙人が脳みその中で溺れているようだけどおいしい」とのこと。結構見かけは。。と言う人はおおかったけれど、味は結構いけてたみたいです。

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「う〜ん、サイケデリック」 「ファンキー!?」 「なんでわざわざ、おいしいいかをまずくするのか」 「見かけはこわいけど、味はおいしい」 「スプラッター映画の内臓みたいw」 「げりになりそ
う」 「いかがいなかのなかに広がっていく」 「あと、100回くらい食べたら好きになるかも」 「日本古代のあじなんだね」


「ジャコ、梅、干しえび」
意外な所でジャコ、梅、干しえびが「日本食ぽくおいしい」と人気でした。ただ、「よーく、見てごらん!小さな小さなお魚の頭もくっ付いてるよ。目もついてるよ」と言うと、「オーマイガーッド」と怖がってました。こちらでは魚は頭からたべないんです

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「おいしい」 「日本食ぽくていい」 「お魚がかわいい☆」 「えびと魚の目が睨んでいる」 「この中にはおおぜいのえびとさかなの死骸がはいっているんだね、でもおいしい」 「色んなあじがしておいしい」 「中国にはもっとおいしいものがたくさんある」 「宗教上の関係で食べられない」(ユダヤ系アメリカ人) 「えびも魚もいきていたら、ボクのお腹の中でおよげるのだろうか?」


「のり」
反応は地味目。ただ、のりは口の中ではりついて、苦労していた人が多く、笑いを堪えるのに一苦労。
味付けのりだったのだけど、気に入られたようです。

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「こんな味がするんだ」 「おいしい」 「私は菜食主義なので、のりはスナック代わりに食べてるよ。」 「健康そう」「これって海でおよいでるの?」 「寿司ご飯とが一番合うと思う」 「ギュってつかむとバラバラになるね」 「口に張り付いてのみこめない」 「あれ?口の中にいれたとたんなくなっちゃた?」


「昆布の佃煮」
佃煮を食べる前に「これは、絶対やせたミミズじゃないんだな?ボクはミミズは食べない主義なんだ!」と100回くらい確認していた人がいました。
とりあえず、反応は地味。見た目が悪いみたいでちょっと怖がってました。

写真 「うげげ」ってこんな顔

「なんか本当は変な生き物なんじゃないの?」 「別に何とも」 「まずくはないけど、おいしくもない」 「吐いたときの味」 「見た目が気持ち悪い」 「本当は食べ物じゃないって言うドッキリ?」 「髪の毛みたい」 「日本のホラー映画の中で飛び散っていそう」


「タクアン」
スルーされてしまうぐらい反応が地味。
「なんとも」 「別にまずくわない」 「もっと食べたいとは思わない」 「トンカツを頼むとついてくるけど、食べない」「食感がいい」 「まずい」 「黄色なのが消毒液みたいで嫌だ」 「日本酒くれ」



読み返してみると「勝利!」とはいえないかも。。
でも当初の「アメリカ人にもっと日本食をわかってもらう!」という目的は達成できたような気がします。


おまけ

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スパイダーマンは梅干が好きらしいです



MAYU



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