エロ本探検隊!伝説のエロ本を追え!【最終話】
島 「キノコです!キノコを発見しました!」 多田 「オナンくん、君は確かこういうの詳しかったな?」 オナン「ええ、これは間違いなくエロ本が好んで食べるキノコです。この付近にエロ本が生息している可能性は高いですよ」 多田 「よし、全員で手分けして周囲を調べよう。何か見つけたら知らせてくれ」 疲れた体にムチを打ち探索を続ける隊員たち。このときすでに調査開始から半日が経とうとしていた。 島「おーい!みんな来てくれー!」 島 「隊長!何かの抜け殻のようなものを発見しました!」 多田 「オナンくん、君は確かこういうの詳しかったな?」 オナン「ええ、ただのダンボールに見えますが、これは間違いなくエロ本の抜け殻です。 2006年に九州で同様のものが発見されています。」 多田 「なんだって!みんな!引き続き調査を!」 エロ本の痕跡を発見し勢いづく隊員たち。 大住「おーい!みんな来てくれー!」 大住「隊長!何かのフンを発見しました!」 多田 「オナンくん、君は確かこういうの詳しかったな?」 オナン「ええ、これはエロ本のフンです間違いありません。しかもそう古いものではありませんね」 疑惑は確信に変わった。伝説のエロ本はここにいる。探検隊は勢いに乗り一気にエロ本を追い詰める。 しかしここで、巨大な川が探検隊の行く手を阻んだ。エロ本を手に入れるためにはこの川を渡るしかない。 オナン「ここはそうとう危険な川のようですね」 多田「むむ、エロ本は目の前だというのに・・・しかしここまで来て引き下がるわけにはいかん!」 多田「大丈夫、きっと渡れるさ。まず水深を調べよう」 それはまさに突然の出来事であった。 あっ! !! バッシャーン! みんな「隊長ぉぉーっ!!」 大住 「おい!ロープだ!」 U R L EMBED ・ ・ ・ 大住「隊長!しっかりしてください!」 多田「ゴホッ・・・ありがとう助かった。やはりこの川は危険すぎる、迂回して進むことにしよう。」 ここ荒川では、厳しい訓練を積んだ隊長でさえ一瞬の気の緩みでこのような大事故を引き起こしてしまう。 もし隊員たちの判断が少しでも遅ければ隊長の命は無かったであろう。 我々はその後も徹底的に調査を続けた。 しかし長時間の探索で、水も食料も底をついてしまった。 隊員たちの体力は既に限界を超えている。彼等をつき動かしているのはエロ本を読みたいという強い思いだけだった。 私は最後まで隊員たちに絶対に最後まで諦めるなと言い続けてきた。 しかし伝説のエロ本の存在を認めることができた今なら、撤退も恥ずべきことではない。 我々には次の冒険が待っているのだ! エロ本探検隊の作戦は失敗に終わった。しかしそれこそが伝説の伝説たる由縁なのだ。 これからもエロい心を持ち続けるかぎり、エロ本探検隊の活動にピリオドが打たれることはない。 〜おわり〜 多田 |
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