●更新日 07/24●
ファンタジスタ!〜中川クンに彼女が出来るまでの戦いの記録2〜
前回の実に長い導入は終わり、今回からが本番です。
22歳童貞、好きなモノはお絵書きとエロゲーという、恋するツンデレを何とかしようというのがオペレーション・ファンタジスタ!の真髄。
男だけでは駄目な点も把握仕切れないから、まずは女性と話してみて、その女性から駄目な点を指摘して貰おうということになりました。
山木「えー、それでは楽しいお喋りを始める前に、先生からプレゼントがあります。ハイ、どうぞ」
ドン!
木村「何ですか、この手作り感溢れる素敵な箱は?」
山木「ためらい箱って呼んでください。これから10分ずつで区切ってちりと話して貰いますが、30秒以上沈黙が有ったり、話してる内容が不適切過ぎたり、ちりや僕らが駄目だなと感じた瞬間に1000円入れて貰うことにします」
中川くん「えぇー!お金がー!」
山木「痛み無くして、強くはなれません!失敗しなきゃいんですから!」
木村「いや!これくらいしなきゃ駄目だぞ。これ、イィ(・∀・)!」
中川くん「他人事だと思って!」
ハイ、ごちゃごちゃ言ってないでスタート! まずは、何でもいいから10分フリートーク!どうぞ!
〜ちりんぽとのフリートーク 1回目〜
いきなり15秒ほどの沈黙。
山木「早く、話してくださいって」
木村「俺らの方見ても、助け舟出さないぞ。俺らは空気だからな」
中川くん「うぅ・・・。えーと・・そのー、何やっている人ですか?」
いきなり目が怖い
ちり「・・・探偵ファイルです」
中川くん「そっ、そうですか・・・」
ちり「・・・」
中川くん「探偵ファイルで何やってるんですか・・・?」
ちり「女学院で、ラーメン食べたり、ポップコーン作ったり・・・」
中川くん「そういえば、そうですね・・」
ストップ、ストップ!!(余りの空気の重さに、口出し)
そんな、彼女がどういう所で働いていて、どういう事してるかなんて元から解っているわけでしょ?
なら、「あの記事はどうだったんですかー」というような流れにした方がいいですって!
中川くん「うっ、うん・・」
中川くん「あの・・・(もごもご)」
ちり「え!?何ですか??」
時間だけが過ぎて行く
つまらなそう
ちり「・・・(来た質問に返す)」
中川くん「・・・(途切れ途切れで、質問する)」
山木「・・・」
ビミョーな空気だ
ちり「・・・」
中川くん「・・・」
山木「時間です・・・じゃぁ、箇条書きで構わないんで、感じたことを全部書いてください」
○ちりんぽの感じた点
・会話が説明口調。面接に来てるわけじゃないです
・積極性が足りません。私が返さなかったら、キャッチボールなってません
・ビビらないでください
・声が小さいです
・体の向きが、話す時も横向いています。目を見て話してください
・話題を提供したら、ネタに噛み付いてきてください
山木「10段階評価で?」
ちり「2点ですね」
山木「じゃぁ、2千円入れようか」
中川くん「キビシー!」
木村「厳しくないわ!聞いてるこっちが辛いわ!」
〜ちりんぽとのトーク2回目〜
山木「次は前回の教訓を踏まえて、メアドをゲットしてください」
中川くん「えぇぇ!無理!」
山木「無理とか言うな。本当にゲットするんじゃなくて、メアドを聞くような会話の流れにしてくださいってことです。つまり、メアドを聞くような会話を構築しろってことですよ」
中川くん「えぇぇぇ・・・」
山木「何で!?何か貸してくれとか、連絡することが変じゃない内容にするだけでしょ!さぁ、スタート!」
・
・
・
中川くん「何線で来たんですか?」
ちり「はぁ!?」
山木&木村「ブッ!(コーヒー噴出す)」
この日、彼と話していて初めての笑顔
木村「おっ、おまっ!!何でそんな初っ端から話が飛ぶんだよ!」
山木「すげぇ、まさにファンタジスタ。・・いいや、続けて」
中川くん「えと・・・どこに住んでいますか?」
ちり「○○の辺りです」
中川くん「じゃ、ここまで来るの遠いですよね。混んでいますか?」
ちり「電車がですか?えぇ、まぁ・・・」
中川くん「座れますか?」
ちり「はぁ・・・」
中川くん「・・・すいません、会話がなくなってしまいました」
木村「しゅーりょー」
何故だ。何故、そんな会話をするってこと自体が上手くいかないのだ。
――後半戦に続く
山木&ちり&ファンタジスタ運営委員会
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