●更新日 03/10●

山木の決死の東南アジア旅行記 2




やっぱ、僕にはコレがなきゃね。

タイ到着後、初日の夜に怪しげな屋台で入手しました。犯罪者と思わしき目つきをした男が「ヤスイヨ」と、これまた怪しげな日本語を話しかけて来たのが受けたんで寄ってみたんですが、屋台の出展物は刃物だらけ・・・

何気なく大型のアタックナイフを手に取ると、血錆びだと思わしき汚れがあるのがとても気になりました。これも、「マイペンライ(大丈夫・気にするな)」なのでしょう。

どのナイフも申し訳無さそうな袋に入っているだけだし、間違い無く犯罪現場や戦闘が起きた場所(隣はカンボジアやら、ミャンマーやら)から持ち出して、勝手に売ってるだけのような気がします。余談ですが、いかにもなナイフを二本買いましたので、これは別にルミノール反応検査をしてみようと思います。

閑話休題

そんな屋台で手に入れた刀ですが、鉄で出来ていました。通常、日本で売っている模造刀は、錫などを使った鋳物なモノなのですが、この刀は磁石が付きました。ハイ、ちょっと削れば真剣の出来上がりですね。

その刀を・・・


空港にて、笑う男

シーツに包んだだけの状態で、全日程を持ち歩きました。いや、マジで。

国境も超えてカンボジアにも入国しましたが、この状態でマイペンライでしたよ!

そういや、「うしおととら」というマンガで、槍をシーツに包んで飛行機に乗っていましたが、それは実証できた事になります。

とりあえず、東南アジアではOKでした。日本や、英語圏はどうだろうか・・・




ほら、セキュリティも通った。「割れ物」という扱いに注目!

ちなみに、検査の時の映像がなかなか面白い。本当はデジカメに納めたかったのですが、ワイロを渡してもどれだけお願いしても写真だけは撮らせて貰えなかったので、僕の下手な絵でお楽しみください。




全体の静止画の中に、上記図のような刀のカタチそのままの透視図が赤々と光っていました。

中を空けての検査とかしていないのだから、これだけだと真剣かどうかも解らないのにセキュリティが通ってしまうってのだから、ほんと日本では考えられませんね。


タイ含める東南アジアって、僕にとっては良い国かもしれない。

ですが、次回から「決死」という単語がチラつき始めます。



山木


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