●更新日 02/26●
新人の苦悩 『僕と骨』
とある日、僕の所に山木さんが来てこう言った。
「これに、ケンタッキーのチキンが40本分入ってるから、これで鳥作って」
は、はぁ? 鳥?
そう言いながら、妙な温かみのある、中途半端な重さの袋を渡された。

「モア! モアがいい!」
と1人で大興奮。モア? マジすか?
編集長がこんなに子供だとは……。この先とても不安になりました。
が、新人たるもの、やるしかありません。
こうして探偵ファイルでの僕の運命が決められたのです。
まずは中身を見ないと何とも言えないので、袋を開けてみる。
肉が腐って、とにかく、くさっ!!
泣きながら水で臭いを流し、ナイフ片手に肉を削ぎ落として、骨のみの状態にしてから洗剤入れて、油を落とす。

やっとの思いで製作開始。
ここで1つ問題が。
モアの骨格ってどんなのですか?
肉を洗うのに夢中で骨格を全然考えていませんでしたヨ?
漠然と、巨大なダチョウの様なイメージなのですが。
調べてみて解った事は、つまりのところダチョウと果てしなく違うと言う事です。
足は長いからこんな感じ、身体は短くしないと倒れるからこんなもん。
肋骨は細い骨を切って繋げて、首は長めと。バランスが難しい。
指が乾いたら立たせて、お?
た、立った! モアが立った! わーいわーい!
……と、ふと周りを見てみる。
飛び交うのは真面目な会話、電話の応対、タイピング音。皆さんお仕事中ですか?
僕だけ遊んでいる様でかなり居辛いモノが……。
めげずにがんばりますヨ!?
頭は紙製ですが、何も無いと面白くないので山木さんヘッドも一緒に作成。
何だかんだとありながら、数度の大破にも耐えて完成しました!
……モア!?

やっと終ったと思っていた所、
「じゃ、今度はプテラノドンを作って下さい」
センセーこれは新手の新人いじめでしょうか?
もういいや! 作れと言われれば作れる物でしたら何でも作りますよ! いや、マジで。
< 製作時間 > 骨:2日間(時間的に約12時間) 頭:1週間くらい
山田
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