●更新日 12/19●
貧乏人にもドラクエを
ドラクエ8発売から3週間が経った。
もうクリアした人もたくさんいるというのに、このビッグタイトルをプレイできない可愛そうな人たちがいる。
貧乏人 である。
そこで今回は我らが貧乏人の筆頭、ともに「お金がなくてもできるドラクエ」を体験プレイしてもらうことにした。
お台場海浜公園にて
雰囲気だけならドラクエ8のパッケージ裏にある写真とそこそこ変わらない。
予算オーバーにならないよう、服は多少色違い。ブーツとかばんが用意出来なかったが、代わりに最安値10ゴールドの“ひのきのぼう”(攻撃力4)を武器として装備させた。
ドラクエの基本は町の人たちからの情報収集。
大魔王ってどこですか?
笑われて終わりなんだけど。
貧乏人のドラクエ終了かと思われたところだったが、大魔王と聞いて一つだけ思い当たるところがあった。
北の大地に息を潜めているという、将軍様だ。
町で情報が得られないなら推理をして自分で足を運んでみる、これもドラクエの醍醐味の一つ。
ここで必要なのは、ドラクエではすっかり御馴染みの船。
幸い、12月上旬には北の大地への直行便、万景峰号が入港していた。
タクシー運転手からは「警察が検問張ってるし右翼がウヨウヨだからやめときな」との忠告。
普通なら腰が引けてしまいそうなところでも、ドラクエ世界ではそれはむしろ「行かなきゃクリアできないよ」と言われたに等しい。
冒険を一歩進めるチャンスなのだ。
すみませ〜ん。
……。(警察無反応)
船を手に入れたいんですが。
これ以上は行けないですよ。
お金ならあります。(500ゴールド)
演劇か何かの方ですか?
違いますよ。(勇者だから)
と、検問前で乗船交渉というか買取交渉を進めるともであったが、この時どこからともなく謎の人物が現れた!
思い出すのはタクシー運転手の言葉、
右翼ウヨウヨ。
ネタが警官にウケたからと言って喜んではいられない。
ラスボスを倒すため、ここは何としても突破したいところ。
だったが、、、ここでドラクエ史上初、勇者が右翼に連行されるというハプニングが!
やはり貧乏人がドラクエだなんて、最初から理想が高すぎた。
危険が多すぎる。
これ以上は進まないほうが得策だ。
新潟までの交通運賃のほうが本物のドラクエより高かかった、などという初歩的なミスもあったが、結局貧乏人にとってドラクエは永遠の憧れとしてしか存在してはならないのだ。
貧乏人のドラクエ、
それは、、、
説教される元・勇者
素に戻った時点でゲームオーバー。
カグウェル
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