●更新日 08/21●
真夏の激辛フードバトル ステージ3
さて、「激辛バトル」も大詰め、いよいよ最終ステージ(本日の企画趣旨はこの店だけと言っても過言ではない)、マジックスパイスさんに場所を移して、激闘スタートです!
以前の告知でもあったように、この店はスープカレー屋です。そして辛さの単位が以下写真のような、涅槃だの天空だのと言った、仏教用語になっているというのは前出のとおり。
さて、天性のキ印、山木&荒井はこの「虚空」を注文する予定でいたのですが、バトル開催前、「アクエリアス」という謎のメニューがあるという情報を読者様より頂きました。
何故に、横文字!? ガセかとも思いましたが、「どうやら本当らしい」ということでしたので、コレを頼まず何を頼むのかと言うことに。
席に着くなり「アクエリアス、全員分」という、暴挙に出てみたりします。
この時、「アクエリアス」は一日限定5食であり、すでに売り切れてしまったという残念な連絡を店員から受け、じゃぁ、裏メニュー「虚空+200」(虚空に唐辛子を200本追加するということ)を頼んでみるも、またまた店員さんが「取材ということですので、特別に作ります」といった心遣いの下、めでたく山木&荒井、それと吉野健太郎とTAKAさん、読者の一人はアクエリアスを食すことになりました。
ちなみに、「アクエリアスと虚空200、どっちが辛いんですか?」と聞いた所、店員が「あっ、全然アクエリアスです」と、即答してくれたのが記憶にビッチリとこびり付いています。
そんなに辛いのか・・・
それと、「食べて何があっても責任持てない」みたいな注意書きを渡されました。
でもね、でもね、僕は思っていたんですよ。結局は店で提供している以上、マジでヤバイ物なんて出てきやしないだろう・・・て。
中本であんまり苦戦しなかったせいでしょうか、余裕ブッコいていました。えぇ、アクエリアスが目の前に来るまでは。
ちなみに、コレが「虚空」 えりす含める参加者の殆どはコレを食し、ほぼ全員が完食しています。
僕も少し食べてみましたが、別にそこまで辛くない・・ってのが、正直な感想でした。
だが、コレは違った。 正直、こんなバトルを企画した事を見た瞬間に後悔しましたね。
母さん、この食べ物が僕を殺そうとするんだ
もはや、液体ですらない
唐辛子はあまりに量が多いとペースト状になるものです。そして、今、目の前にはスープカレー屋で注文したはずなのに、溶岩のようにゲル状をした真っ赤な物体が鎮座してるのです。後で聞いた話では、ピッキーヌ(唐辛子)が、650本入ってるとか。
とりあえず、匂いを嗅いでみることにする。
・・・・ヤバイ、この臭いは人を殺せる臭いだ、、、
山木 「では荒井さん、食べましょうか・・・」
荒井 「そだね・・・」
ぱくっ
表情豊かな荒井と、無表情になる山木
山木 「・・・・」
荒井 「・・・・」
・・・ぱく
荒井 「・・・・・!」
山木 「・・・マジでやべぇ」
えと・・・なんて言うか、味がしません。
口の中に出てくるのは、「痛い」だけです。これはもう、食べ物とは認識できない。
二口食べただけですが、全身の毛穴が開いた感覚に襲われます。全神経が「食べるな!」と号令を下したのか、これ以上手が進んでいきません。
それでも無理やり3口、4口、5口・・・
山木「ひゅー・・・ ひゅー・・・胸が・・・」
息が出来なくなってきた・・・って、何故だ!! 何故、カレー食って、呼吸困難になるんだ!
手も指も震え、胸は詰まってきて、目の前がクラクラし始めてきた・・ 食べ物でこんな感覚味わえるなんて、今まで無い!
冗談抜きで洒落にならない。明らかに毒を食べているようにしか思えない。
山木 「荒井さん・・・もう、止めにしません? これ以上は、体に良くないですよ」
荒井 「そうだね、止めようか・・・。俺達、もう大人だもんね」
こうして、フードバトルは大いなる大人の事情により、円満解決を迎えるところだったんです。
この後は、ハッピーエンドのスタッフロールが流れるだけだったのに、それを邪魔しやがったのは、ある男の一言。
吉野 「フザケロ、お前ら!! このまま逃げたら、へタレだったって、連邦でクソミソに書くからな!!」
アタマから顔から、汗だくでアクエリアスを食する、吉野健太郎
そういえば吉野さん、激辛バトルとは何の関係もないのに、アクエリアス食べてますよね。
まぁ、TAKAさんもですが・・・
荒井 「僕、へたれでいいもーん」
吉野 「・・・山木さんは? まさか、逃げませんよねぇ?」
汗だくのスキンヘッドに、そんなこと言われると・・・
吉野 「逃げませんよねぇ?」
この時、僕の中で、何かスイッチが切り替わる感じがしました。
ご飯の上に、6割ほど残っていたアクエリアスを全部ブチ撒けます。そして、自分の意志なのか、自分の意志とは無関係なのか・・・口の中に詰め込む!!
不思議と、何の味もしませんでした。
自分の中に、何かが降臨した瞬間
えりす 「ちょっ、ちょっと・・・やめなよぉ・・」
読者 「うわ・・・・やっちゃった・・」
周りから、何か言っているような声がしましたが、耳には入ってきません。
気付くと僕の前には完食し、空になった皿がある。・・・よし、喰い切った!
食べ切った代償として、アタマがガンガンするし、腕も指も震えるし、何か寒気がしますが・・・・
読者 「サムライを見た・・・」
ただのやせ我慢ですよ。まぁ、武士道なんてそんなものですけどね!
山木 「食べましたよ、吉野さん?」
吉野 「・・・・」
彼も何かスイッチが切り替わったのか、この後、黙々と食べ続けて完食。
残るは・・・
荒井 「ボク、負け犬でいいもーん! お前ら、明日は尻の穴地獄だぜ! 俺は試合に負けて、勝負に勝ったのさ!」
と、訳のわからんことを言う荒井さんだけが残ったわけで・・・
この他、書ききれていない詳しい内容、他読者さんの行動に興味のある人は、荒井さんのブログからリンクを辿って行ってみてください。僕も後半テンパッたせいか、いつ会計したかとか、他に何食べたとか・・あんまり覚えてないんですよ、マジで。
マジックスパイスさんの説明文ではありませんが、本当に瞑想空間に旅立っていました。
結論として、この勝負は僕の勝ちで終ったわけですが、勝ったからといって、何も貰えるわけでは有りませんし、得たモノと言えば体調不良くらいでしょうか。
胃腸は弱いのに、何やってんだ、僕は・・・ 思いつきで企画やると、ロクな事になりません。
PS
第二弾の読者参加型企画を考えています。いずれ告知しますが、また懲りずに参加してくださいね!
あと、マジックスパイスでは「涅槃」「悶絶」を頼むと、本当に美味しいスープカレーが食べれますよ!
探偵ファイル
|