●更新日 06/10●

僕「だけ」の樹海攻略戦!2


(一日目の乱暴なあらすじ)
関東豪学連と闘う男塾一号生でもないのに、青樹ヶ原樹海にやって来たら一人置いてけぼりを喰らうハメに。
仕方が無いから夜の樹海をうろうろしてたら保護されました。

一日目はこちら


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 ▲今にも降りそうなとってもいい天気。

気を取り直して二日目。
今日は道無き道を通って樹海を横断してみようと思います。


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8時20分
樹海の東側、西湖の方から出発です。たまに道路を通る車に見られないように入っていきます。
最初はコンパスなどを一切使わず、頼りにするのは自分の方向感覚だけで進んでみることに。

8時42分
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約20分程歩き続けると再び道路に出てしまいました。
いつの間にか右にそれて民宿町に出てしまったのかな、と思いつつ現在地を確認。

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出発地点から10m程離れた所でした。
木が多すぎてまっすぐ進めなかったり、突如高さ2,3メートルの崖が現れ大きく迂回しなければならなかったりで、少しずつ方向感覚がずれてきているのはわかっていたのですが、これほどまでに狂うとは驚きです。何の装備も持たずに樹海に入れば遭難してしまうのも当然でしょう。

気を取り直して再出発です。今度はGPSを使って迷わないように・・・。


9時35分
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前日、地元の人と遭遇した歩道に到達しました。中学校の遠足とかち合ってしまったので、通り過ぎるのを待ってから再び道を外れて奥へ。

で、5分ほど進むと木にビニール紐を結んでいるのを発見。
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コレ、一体何なのかというと自殺者が発見された跡の目印なんです。付近を捜してみると、朽ちかけたバッグを見つけました。

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  ▲中には数十円の小銭と鉛筆だけ。

樹海の中にはほとんど人が入りませんから、空き缶などのゴミですらほとんど見かけません。しかしビニール紐の目印の近くにはこういった遺留品がよく落ちています。


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      ▲腐った革靴。

逆に言うと、森の中を歩いている時、何か人工物を見つけると


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セットでビニール紐も見つかります。大抵の場合は。
ちなみに上の写真は横断終了直前で見つけたもの。写真の奥の方に5m程進めば遊歩道があったのですが、そこからは全然気付かないし、遊歩道からもこちらは見えません。

10時42分
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樹海の中心付近に到着。中心と言っても特に何がある訳でもなく。

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携帯もアンテナ三本立ってるし。いい加減飽きてきました。


11時02分
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またも人工物発見。といっても遺留品の類ではなく、目印のように木にぶら下げているティッシュです。触ってみるとジメジメした樹海の中なのに乾いていました。ということは、これが置かれてからおそらく1日もたっていないのでは?周りを見渡してみると15mおきぐらいに同じようなティッシュが。この先に一体何が?

11時40分
30分ほどティッシュを頼りに進んでいたのですが、唐突に無くなってしまいました。何だったのだろう?と思っていたら・・・

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探偵ファイル・千明