●更新日 06/08●
僕「だけ」の樹海攻略戦!
<はじめに>
この記事は「青樹ヶ原樹海の中で勝手気ままに2泊3日してみる」というネタをやる予定でした。
(前回の記事の最後)
そう。”3人”。
誰が足りなくなっているのでしょう?
そのお話は次回で!
はい。足りなくなったのは僕こと、千明でした。
▲皆を乗せた車が走り去る・・・
樹海の中を通る道路の途中で降ろされ、「じゃ、頑張ってね」との言葉を残して皆帰ってしまいました。樹海に行くように言われたのも唐突でしたがこの仕打ちも唐突でした。
ホント置いてけぼりです。
ここは怖い会社です。
5分ほど呆然と見送っていたのですが、時刻はすでに夕暮れ。行動を起こさなければすぐに夜になって身動きが取れなくなってしまいます。仕方が無いので樹海の中に入ることにしました。
まだ日は完全に落ちてはいないのですが、樹海の中は暗い・・・。
▲マジ洞窟。ゴールドクロスを奪ったブラックセイントが待ち構えていてもおかしくない。
しかも道と言っても森の中よりは少しはましという程度で、道端には上の写真のような穴がぽっかり口を空けてたりします。夜歩いていたら気付かずにうっかり落ちてしまうかもしれません。
一通り遊歩道を見て周ると、完全に日没してしまいました。
▲フラッシュ焚いて写真を明るく加工してもこの程度。実際はもっとヤバイ。つーかどちらに進むべき?
暗っ!
生い茂った木のせいで光が通らず、ヘッドライト&マグライトという装備でも全然視界がとれません。しかも元々明るくても道と森の違いがあまり無い上に、曲がりくねっているため、地図があっても気を抜くといつの間にか道からそれていたということもありえます。
ちなみに上の写真。一見分かれ道のように見えますが、正解は右。左に進むと遭難確定です。
昼間の倍以上の時間をかけて樹海の中心近くまで来た所、なにやら明かりが・・・。「こんな夜の樹海の中に僕以外にも人が?」と思い近付こうとしたら、向こうの方からやって来ました。
「君、何やってるの?」
明かりの正体は地元の人でした。
研修旅行で来ている中学生の為に「ナイトウォーク」なるイベントをやっている最中なんだそうです。
「で、君は何やってるの?」
「いや、僕は仕事で写真撮影に。」
「………………。」
ヤバイです。思いっきり信じてもらえてません。自殺者か何かと思ってるのか、こちらを刺激しないように言葉を選んでいるのがよくわかります。必死の説明の結果、なんとか自殺志望でない事は理解してもらえました。
地元の人A「さっき君の他にも懐中電灯も持たずに森の中をうろうろしている人がいたよ。」
地元の人B「ちゃんと町に帰らせたけど、道にでも迷ったのかねえ。」
A「いやきっと人生に迷ったんだよ。」
二人「あっはっは。」
さすがは地元の人、ギャグが黒いです。
「でも、君も町に帰らなきゃだめだよ。」
・
・
・
あ〜、え〜と。
保護されてしまいました。
すっかりくつろいでます。
いや、夜中に飛び込みで来た得体の知れない僕なのに、ほとんどタダ同然で宿の手配をして頂いたのはとってもありがたいですよ?
でも「樹海で二泊三日野宿」という予定は一日目から破綻してしまいました。
まあ、二日目はもっと破綻する事になったわけですが。
それはまた次回〜。
探偵ファイル
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