●更新日 05/14●

そして伝説へ…シリーズ 『チャンコ増田』さん(後編)


お待たせしました!
意外にも(失礼)、読者からの感心が強かった増田さんへのインタビューの後編です。
前回は、某有名ゲーム雑誌のお話を頂きました。
さて、今回は、伝説となった”あの番組”のお話を訊いてみたいと思います。

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●『マネーの虎』編

―――参加された経緯は?
酔った勢いです。
02年の2月末、まだ関東ローカルの深夜枠だった頃、お酒を飲みながらこの番組を観ていたんです。観ていて、”自分ならもっと上手くやれる”と確信して、そのまま出場者募集に電話したのです。ネタは勿論、“等身大のキャラクター抱き枕を作りたい”でした。
電話を受けたスタッフが、「面白そうだから、内容をFAXして欲しい」と言って来たので、翌日FAXしたら、「書類審査通ったので、面接に来て下さい」と。えらくあっさりと決まってしまいましたね。

―――実情はどうでしたか?
担当してくれたのがSさんって方だったんですけど、Sさんは、
「番組に出て頂く以上、全力でバックアップしたい。出演者と色々付き合って来た中で感じた事、失敗した時のキーポイント等を教えるので、ぜひ成功して頂きたいです」
と、えらく協力的でした。

―――本番開始
いよいよ、本番です。最初、緊張の余りとちくるっちゃって撮り直しとかもしましたが、まあ、“なるようになれ!”とばかりに。
配置はこの通り。

堀之内社長 小林社長 加藤社長 川原社長 高橋社長



            おいら

      吉田栄作氏

―――作戦とは?
「誰も作っていない等身大の抱き枕を作りたい。費用は1000万掛かる。偶々、現在キャラクターグッズ製作の企画を手伝っているが、その現場にいる社員がゲームの1つもやらないでネタ出し、キャラクター選択をしているのが現状だ。企画もマンネリだし、脳みそ使っているのかよ?おまえらバカかとアホかと、問い詰めたい。小一時間問い詰めたい
と計算付くで切り出しました。敢えて吉牛コピペを持ち出したのは、勿論、“釣り”狙いでした。
案の定、沢山の厨が釣れましたね(笑)。

―――カットされた部分がある?
川原社長にマルチを抱いて貰った時に、“虎に抱き枕を抱かせる”と言う野望は達成されました。
……が、この後に爆弾発言が。
川原社長「これ見て思い出したんだけどさ、昔、1体180万でダ(自主規制)造って売ってた事があるんだ」
堀之内社長もこの発言に、怪訝な目をされておりましたね。
プロデューサーが慌てて間に入りましたが、その後も暫くダ(自主規制)の話題が続きました(笑)。
その後に、「これって売れると思うよ」という言葉に続いて行った訳なんです。

―――思わぬ攻撃?
雰囲気がよくなって来た所に、背後から攻撃が。
吉田栄作「ところで増田さんってオタクですか?
今までのトークでは敢えて、”オタク”と言う単語を外していたのに、突然の直撃です。
面食らった僕がそこで咄嗟に思い付いたのが、“オタクイズビューティフル”だったのです。

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▲こうして彼は伝説となった


吉田栄作さん、もうちょっと考えて欲しかった……。


―――実情 その2
番組自体にヤラセ疑惑が絶えませんが、そんなものは欠片も無かったと報告します。少なくても僕の時には一切ありませんでした。
ギャラも交通費も、1円たりとも貰ってませんが、「○○して下さい」と言うような要求は無かったですね。

―――出演された後に何かありましたか?
放送後、2chで祭になりましたが、ほぼ予測通りの動きでしたね(笑)
TVを観て、連絡下さった方も居たので、無駄ではありませんでした。

●『現在と今後の展望』編

―――現在、なされている事は?
キャラクターグッズの販売。『テニプリ』とか『鋼の錬金術師』とか、女性向けがメインになっちゃいました。

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―――その仕事をやろうと思われた理由は?
12年前、部屋にあったキャラクターグッズをワンダーフェスティバルで処分したら、1日7時間で当時の月給より手取りがよかったから。

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▲とあるイベントでの出店風景

―――大変だった事などがありましたら
不良在庫が……現在処分中

―――今後の野望は?
キャラクタービジネスで成功する事。今に見ていろ!



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“今に見ていろ!”と不屈の闘志を見せる増田さん。
どんなに貶されても、自分の信念を通す為に頑張っておられます。その点は素直に見習うべき事だと思いました。
増田さんの探求はまだまだ終りません。
これを見ているあなたは、“誰にも負けない何か”を御持ちですか?




探偵ファイル・キム