オオスミ三昧3
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◆遠距離恋愛!彼氏に届けこのマフラー(想い)! |
第1回「ポストマンブルース」 第2回「ポストオオスミ郵便受付」 前回受け付けた郵便ブツの中に少し素敵な依頼があった。 梱包済み なんでも「遠距離恋愛中(東京〜大阪)の彼氏に付き合って一年になるの記念して手編みのマフラーを送りたいのっ♪」らしい。 ちなみにその記念日は2月14日。聖でバレンタインな日である。 ……。 …………。 こんな時自分が有機物ポストであることを思い知らされます。 怨 さて、気も済んだところで、草原を吹き抜ける爽やかな5月の風のごとく軽やかかつ優雅にマフラー届けまーす(怨) 新幹線で いやー、周りの乗客が見る見る。 でも乗務員は無視すんのな。 まあ、そんなこんなで大阪は憎いあんちきしょうのマンションまでやってきたわけです。 えーっと、 オラッ エレベーターに乗って オラッ 11階と オラッ すぅいませぇーん! ……。 …………。 留守かよ _| ̄|○ せめてポストらしく 待機 まさか待つ羽目になるとは想定外。 関係ない他の住人が冷めた目で僕をチラ見していく。 お前ら愛の使者に対してその態度は失敬だよ! そんなこんなで30分ほど待ったところ、 緑の方 彼氏参上!! おおう!はやく東京から届けた愛(マフラー)が冷めないうちに受け取っておくれ! チラッ あ、こんにち プイッ 無視かよ! いや、あきらかに貴方ん家の玄関の隣に立ってるし! ものすごい見つめてるし! 何故そこまで平然と無視して部屋の鍵開けれるんですか? この状態で平常心保てるなんて彼は大物? いや、むしろ感情乏しいんじゃない?! 冷たい人間なんじゃない?! でも、 爽やかやなぁ マフラー出した瞬間めっちゃ笑顔 愛っていいよねっ もう帰るですっ! おまけ あ〜、たりぃ 脱いで帰ったよ やってられっか ( 探偵ファイル ) |