オオスミ三昧3
◆ゴミ人間


こう言われました。


「お前は人間のクズだ」


えーえー、どうせクズですよ!ゴミですよ!

ってことで、




事務所備品
ゴミ箱に入ってみた


小学校時代、散々馬鹿にされると拗ねて「どうせ僕はゴミなんでしょ!!」と、自らゴミ箱に飛び込んでいった奴がいた。

今ならそいつの気持ちが分かる。



やってらんねぇ


たまには俺だって褒められたい。ちやほやされたい。
それなのにいつもゴミ人間扱い。
そりゃゴミ箱にも入るよ!!

そりゃ、



てけすた
一人で起き上がれないよ!


拗ねてる時に人の手を借りる屈辱。
そんな敗北感に打ちのめされて、



夜の街に出てみた


夜の街はいい。

気温はとても低いのに、なんだか空気がやさしい気がする。
いや。空気だけじゃない。



右の赤オオスミ
警官の僕を見る目も気持ち優しい


前は普通に歩いてるだけで職質されたのに、ゴミ箱に入るだけで大違いだ。
レストランの前を通りかかった時なんて外人さんが大喜びで手を振ってきた。


ああ、ゴミ箱に入ってよかった。


ゴミ箱こそ、




僕の永住の地


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