あぶない探偵・特別編
◆コラボレーション企画:モバイルグッズを啓蒙してみる


大住です。死にたい。

探偵ファイルなんて比較的大きなサイトを運営していると大量にメールが毎日届きます。その内容は記事に対する真面目な感想、批評から、「大住死ね」と一言だけ書かれたファンメールまで様々です。
そんな、多種多様なメールが送られてくると、中には何を勘違いしたのか、「あたしネットアイドルしているんですけど、是非取材してください!なんなら、探偵ファイルに出演してもいいです」といった、はなはだ自分の価値観見誤った内容のモノが届くこともあるわけです。
そう言ったメールは、概ね優美典雅な指使いでシフトキーを押しつつ削除しているわけですが、何故か今回、何をどう間違ったか、「私モバイダー。モバイルグッズと特撮大好きッ子(男)です!取材してください。そして一緒にモバイル広めませんか?」(要約)というメールと共に、自分の写真集を送りつけてきてた人間に編集長山木が反応してしまい、コラボレーション企画とやらをやる羽目になった訳で。

やるのはいいんですが、なんでワシですかね?

疑問に思えど組織の悲しさ、命令されるままにコラボしてきました。
確かに、出先や移動時間中の少しの時間も有効に使うモバイル機器は、より一層のIT化が進む現代ビジネス社会において、重要といえば重要な気もしないこともないですし。モバイルを広めても損ってこともないでしょう。
それにあぶない探偵では以前、電脳探偵なんてものもありましたしね。満更その世界と関係ないというわけでもないか……。

なにはともあれ、モバイダー氏曰く



写真 イメージです
モバイルは素晴らしい


とのことなので、世間一般の人にその素晴らしさをわかって頂こうと、一生懸命2人で無い知恵絞った結果、PDA(ノートパソコンを機能限定して小さくしたようなの)にエロゲー(エッチなゲーム)無理矢理ぶちこんで(本来は動きません)、始発から終電まで、山手線で便利さ(どんなとこでもエロゲーができます!)アピールすることに決定。

あ、ちなみにモバイダーって



写真 手作り衣装
こんな人です

こんな格好の人とコレから20時間近く同じ電車で過ごすのかと思うと、もうなんていうか……、勃起モノですね。
あれ?目に何かが滲んでくるや……。涙なんかじゃないやい!コレはきっと先走り汁だいっ!
自分の事は棚に上げて、散々好き勝手言わせてもらいます。

とりあえず、駅に向かいますが……。



写真 ホストの視線を独り占め
着くまでに、すでに目立ちまくりです。
しかし、まだモバイル機器を使用していないので、この時点で目立っても意味ないです。単なるキチガイですね。夜の街(早朝ですけど)で目立ちたい人は、こんな方法もありますよと。
目立つだけで人は寄ってきませんけどね。

駅に着いたら駅員の目線を気にしつつ、そそくさと切符を買って駅構内に侵入です。
さすがに始発20分前だと人もほとんどいません。
早速、席を確保して、エロゲーを開始します。

ちなみに今日やり尽くすゲームはこれ
写真 「妹汁」
モバイダー氏、今日の為にわざわざ秋葉原で新品購入してきたらしいです。
ゲーム内容は「汁集めアドベンチャー」。

しかし、なんというか



写真 わびしい妹汁
現実離れした光景ですね。

これから乗り込んでくる人達に期待です。
今日一日かけてみっちり世間の皆様にモバイルの素晴らしさをお伝えしようじゃありませんか。

しかし、モバイダー



写真 妹汁で股間いじり
人が乗り込んでくるまえにすでに濡れ場を迎えたようで、手が自然に股間に伸びてます。
顔も緩みっぱなし。

どうせなら、人が乗り込んできてからモバイルの素晴らしさを伝えてください。
その、惨めで矮小 雄大な股間いじりはその時までとっといてもらえれば嬉しいです。

などと思っているうちに

写真 午前5時前
少しずつ人が増えてきました。

皆さん電車内に入った一瞬、面白いくらい身体が固まってました。
うむ、モバイルの素晴らしさに感動して、身体が硬直しているのでしょうか?
憧れのモバイルだからってそんなに緊張することないですよ。
この注目度だとモバイルを広める効果はかなりあることでしょう!

と、心の中ではしゃいでいたのはいいのですが、撮影機材の不調により、午前中の大部分の画像が残っていないという、ていたらく。その間に何があったのか、箇条書きにしてみると。



写真
・朝の通勤ラッシュ。不自然に開くモバイダー前の空間

・女子高生達が乗ってきた瞬間「きゃあぁ!!」と叫んで電車から逃げた。降りられずに取り残された女子高生は「最悪……」「きもっ」とつぶやく法則発見

・4歳くらいの幼女に視姦された

・2歳くらいの幼児に手を振られた。おかあさん、見ず知らずの我々に対して、「はいっ、お兄ちゃん達にバイバイしようねっ」って子供に言い聞かすのはどうかと思います。そして子供、そういわれてお母さん自身にバイバイしている君の姿は素晴らしかった。

・山手線は3週目あたりから吐き気がする

まだまだ、ありますが、こんなところです。単にビックリしてるだけの人など多すぎて、ワザワザ記述するまでもありません。

そんなこんなで昼休み。

写真 天ぷらソバと妹汁
お昼は立ち食いソバで簡単にすませます。

もちろんその間も妹汁はプレイし続けます。
モバイルの良さを皆々様に広める為にはのんびり飯など食ってられんのです。
「立ち食いソバで勃つ!!」などと股間を膨らませながらくだらないジョークを飛ばしていたのは、君と僕だけ秘密だ!

腹ごしらえとトイレを済ませ、また、地獄のデスロードの開始です。



写真 隣のお姉さんと妹汁
午前中と違い、何だか午後になってくると乗客も慣れてきたのか、反応が薄い気がします。
というのも、昼下がりの電車に乗ってくるのは比較的年齢が上の人が多く、他人のことにいちいち騒がない、できた人間ばかりになってくるので反応が薄く感じるのです。
この頃疲れからくる眠気もマックス。エロい画面を表示したままうつらうつら居眠りなども。



写真 妹汁直前画面
このままではいかんと、何となく立ちながら妹汁をプレイしてモバイルの素晴らしさをアピール

そういえば、今回、ひたすらモバイルを啓蒙するために頑張ってきているわけですが、非常に多くの人が勝手に我々を撮影していくわけです。

写真 盗撮と妹汁
熱中して撮影するのはいいんですけど、その様子を逆に撮影されてるのは気付かなかったようで。
人のこと勝手に撮影すんだから、こちらも勝手に撮影しても文句ないですよねっ☆

しかし、朝からの疲労が積み重なって来たためか、もはや、回りがどんな反応しようとも一切興味がなくなってきました。モバイダーも淡々と妹汁をプレイするのみです。

そんなダレ気味の時に事件が!



写真 サラリーマンと妹汁
類は友を呼ぶのか、それともタダの偶然か。
モバイルを持ったサラリーマンがモバイダーの隣にそっと立ちます。
といっても、それでエロゲーはやってないとは思いますが。

仲間に勇気づけられ、何とか気力を回復。
再び通勤ラッシュな時間帯を耐えきります。


写真 満員電車DE妹汁
終電間近になり、一旦席を立つと再び座れない状態に。
人の波にもみくちゃにされながらも、妹汁を中断することはありません。
もう、この頃になると吐き気を通り越して産気づいてきました。ええ、トイレ行きたいです。
お互い一言も口をきかず、ただ、終電を待ち続けます。

この、満員電車立ちながらギュウギュウ詰め状態だと、後ろのサラリーマン達がマジマジと画面をのぞき込んで来ます。便利でしょう?お父さん方?コレからはモバイルですよ!
最初からこうやって画面を覗きやすくしていれば、よかったのかもと思います。

そして、ついに終わりなき山手地獄から解放される時がやってきました。


写真 妹汁と高速移動
人混みに流されながらホームに降り立つモバイダー。
関係ないけど、手前の人動き超素早過ぎです。

お互い口には出しませんが、隠しようがないほど表情に「これで帰れる」という開放感がにじみでてます。
まさか、電車を降りるのがこんな楽しかったことだなんで、始める前は想像だにしなかった!

写真 妹汁終了
駅のシャッター前にて記念撮影

今日一日モバイルを広めたという満足感よりも、身体に染みついた疲労感の方が圧倒的に身体と心を支配しています。後で、画像チェックしてみると、カメラのピントすら合ってません。

まあ、なにはともあれ、これで本日の企画「山手線で朝から晩までエロゲーやってモバイルの素晴らしさを皆様にしっていだたこう2003」終了です。

途中で、数えるのをやめましたが、おそらく山手線20週くらいはしました。
延べ人数で軽く千人以上の人間にモバイルの素晴らしさを見せつけたことは確実です。
途中でモバイルを広めるというより、確実に我慢大会と化していましたが、結果的には多くの人にモバイルの素晴らしさを伝えれたはず!
これで、少しでも世の中のモバイル人口が増えて世界が平和になれば、僕たちの20時間も報われます。

ああ、世界を照らせモバイルの灯





そしてグッバイ、オレの20時間







おまけ


一応コラボレーション企画なんで

写真 20時間ゲームボーイで風来のシレン
私も気持ちコラボってきましたよ


ビバモバイル!


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