Japass.YUZAWA Vol.3
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◆トランスポーター |
プロの「運び屋」には3つのルールがある 1:契約厳守 2:名前は聞かない 3:依頼品は開けない このルールを守る限り、どんなヤバイ品だって確実に運んでみせる そして今日も今日とて仕事が舞い込んできた。 依頼人:このカバンを渋谷のある店に届けてくれ。中身は・・・ YUZAWA:ルール3依頼品は開けない 依頼人:へっへっへ・・そうだったな、流石プロは違うな!とびっきりの上物だからくれぐれも頼むぜ YUZAWA:俺は、ただ頼まれた物を運ぶだけだ 明らかに訳有りの依頼だが俺は拒みはしない、ルールを守るかぎり“どんな物でも運んでみせる” そう、プロに失敗は許されないのだ! ドサッ! YUZAWA:あっ! 言ってるそばから狙ったようにカバンが開き、次の瞬間には謎の白い粉が入った袋が道路一面に散らばった。 言い訳御無用の状況に群衆からは怪異の視線が投げかけられる。 あまりの状況に慌ててしまい、拾った小袋を再度ぶちまける大失態 プロ形無しであります。 見るに見かねた方が手伝ってくれました。 しかし中身を確認するように何度もニギニギしいたのはナゼでしょう? あと、こちらを見ていた黒人さんの本気の視線がちょっと怖かったです。 何も疚しい事はありませんが、とりあえず走りました。 一難去ったと思いきや、ふと前方を見ればこの犯罪都市を管轄されている交番様 普段なら何気ない光景も今の運び屋にとっては「帰宅時エロ本が整頓されていた時の親」並に会いたくない存在です。 しかしここを通らねば目的のお好み焼き屋には時間内に届けられない (もう中身を見てしまった時点でプロ云々言ってられる状況ではないのですが・・・) んで、やっぱり・・・ ドサッ! YUZAWA:あわわわっ!! 国家権力:なんだねキミ!そのマジカルパウダーは!? ・・・とかいう台詞を期待したんですが、 一瞥もくれることなくリリース 今日も犯罪都市は平和そのものでありました。 ・・・後日 依頼人:このカバンをニューヨークに YUZAWA:次は空港ですか・・・ See you next time・・・ ( 探偵ファイル )
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