オオスミ三昧2
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◆憧れてみる |
今まで私は回りに喧嘩を売っているようなものでした。憎まれてこそのオオスミだと勘違いしていました。しかし、違うのです。これからは愛の時代です。 身近にいる人間や読者様との温かな交流こそ私に必要なものだったのです! というわけで、今回憧れる対象は 皇太子様 回りに常にやさしい笑顔で、多くの人に愛されている皇太子様こそ、今私がもっとも見習わなければならないお人なのです。 というわけで、さっそく魅惑のごへんしーん! 青山の小洒落た散髪屋にいって髪切ってもらいます。 店員「今日はどんな髪型にしましょうか?」 大住「皇太子様にしてください」 店員「は?!」 大住「皇太子様でお願いします」 店員「??????」 大住「こ・う・た・い・し・さ・ま」 まったく、日本国民なのに皇太子様もわからないとは嘆かわしい限りです。敬愛の心が足りません。 で、 分け目逆… 変身完了 ……。 なんだか今ひとつ、皇太子様カットではないような気がしないこともないですが、知ったことではありません。 さっそく 皇居で髪型をアピールでございます。 ここら辺にいる人なら、「おっ!皇太子様カットだね?君わかってるじゃないか」なんていって友好関係が築かれること間違いなし。仲良きことは素晴らしきかなです。 とりあえず、自己アピールし続けます。 奥に結構人います が、何一つ反応なしでございます。 いくらなんでも不特定多数すぎましたか……。 ではピンポイントでアピール。 目そらすな 警官素無視でございます。 場所です、場所が悪いのです。 というわけで、 右翼のメッカ靖国神社でアピールでございます。 皇族の方を崇拝している右翼の方ならきっと「お?君その髪型は?」ってなことになって、よりよい友好関係を築けるはずなのです。ラブ&ピース! とりあえず 菊の御紋にもアピールでございます。 しかし、ここ 人がいないでございます 右翼な人どころか、参拝者もほとんどおりません。 しかたないので 全面スモークのベンツ(しかもリムジンのように車体長い)の中の人にアピールでございます。 当然無反応でございます。 靖国に来ればきっと色々楽しい交流が持てると思ったのに肩透かしです もうアピールしながら帰るです やはり外面だけまねてアピールしてもダメですね。 皇太子様が敬愛されているのはそのお人柄あってのこと。私には無理です。 なぜなら、今回の撮影中、ずっとグチグチ文句ばっかりいっていたからです。こんな醜い心ではとても人と仲良くなることなど不可能でしょう。 しかし、あえて言わせていただきたい! オレのモミアゲを返せ ( 探偵ファイル )
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