あぶない探偵・特別編
◆キム班


こうして4班に別れ、最後の出発となったキム班の登場です!それでは、私が選定した選りすぐりのエインフェリア(魂の勇者の事)をご紹介致します。
「我と共に生きるは冷厳なる勇者、出でよ」

写真1
     キム・パーティー

    ジョブ     装備
キム :騎士(見習い) エクスカリバー(刃こぼれあり)
鵺川 :国家公務員   下駄
お菓子:2ちゃねら〜  ( ´∀`)オマエモナー
斎賀姐:ゲーマー    ガンパレ攻略本
ヨシカ:女子大生    若さ
※冗談ですので、怒らないで下さいね(汗

キム「それでは不死者でも倒しに行きますか!ピリオドも残り少ないし。あ、アーティファクトは全取りで」

訳の解らない事をほざきながら出発しようとすると、先に出発した大住班が森の中で叫びまくっておりました。

大住「ビールうめぇ〜!」

別の意味で、班員の表情が凍りつきました。ちなみにこの時のキムは、睡眠不足の為、暴走状態。1番しっかりしていなけらばならない人間がこれですから、先が思いやられます…。と、言いつつ、


写真2
出発前からコレ(註:キムはシラフです)

嗚呼、罰当たりこの上なし。


写真3


何はともあれ出発です。それにしても鵺川さん。下駄で来るとは漢ですなぁ(^^;
深い緑の中、なかなか勾配のきつい階段を登って行きました。


写真4


途中で一休み。みなさん、早くもいい汗をかいております。女性陣からは、「汗で化粧が落ちる〜」との悲しい叫びが(´Д⊂ 。入り口から慰霊碑まで550段あるとの事。万年睡眠不足と運動不足、タバコの吸いすぎでやられた身体には非常に堪えました。そして時折聞こえる大住くんの叫び。

大住「ボケはおまえじゃあ!!」

私も負けてはいられません!(?)


写真5


森の中で、しかも“慰霊”の場で剣をかざす男。ああ、有り得ない…。
登る途中で、広く開けている場所がありました。そこでまた一端休憩。


写真6
      ▲のどかな風景


ここで大事故があったとは考えられないような美しさです。
と、そこに班員が突如として声をあげた!

鵺川さん「キムさん、大変です!これを見て下さい!」
キム「これは!!?」

そこで我々は信じられない光景を目の当たりにした!!


写真7
       トンボ

一同「………」
キムバヤシ「いや、このトンボはただのトンボではない!現世に未練を残した人の怨念がトンボの形として出現したのです!」


写真8
一同「なんだって〜〜〜っ!!」

と、ノリの良い参加者の皆さんでした〜。
気持ちよくハイキング(当初の目的を忘れている)が続き、慰霊碑に到着致しました。


写真9
   ▲昼間の慰霊碑の前でパチリ。


写真10
▲作品bR 『剣と地蔵』 カメラマンの心象風景が伝わるシュールな作品です。

そうして最終目的地である『航空安全の塔』に到着致しました。勿論、ここでも剣を抜刀致します。


写真9
▲ポーズを決めてパチリ!罰当たりな言動は続く…。(キムは本当にシラフです)

アホな事を繰り返して来た私ですが、最後に線香をあげ、手を合わせて黙祷致しました。
「安らかにお眠り下さい。そして、二度とこんな事故が起きませんように……あと、祟らないで下さいね(必死)」 ←この辺が小心者
私が言っても説得力はありませんが、本当にこのような悲惨な事故は起きて欲しくないです。


写真12
▲全日空航空機事故について記したもの。クリックすると拡大します


最後に。
この頂上にいらっしゃった方からこんなお話を聞きました。

事故現場に落ちていた500円札の怪

墜落事故から数年経ったある時、小学3年生の少年がこの地を訪れた。その際に少年は、何気に歩いた森の中で、“焼け焦げた500円札”を拾った。若い読者には馴染みが無いと思われるが、昭和の時代には500円札という紙幣が存在し、使われていた。その少年が拾った500円札も、流通が始まって数年が経った時期のものであろう。少年はそのお札を記念品として家に持ち帰り、大事に保管しておいた。…数年後。成長して物欲も増した少年には、どうしても欲しい物が出来た。今まで使う事の無かった“焼け焦げた500円札”だったが、遂に使ってしまったという。それからだ。少年は、夢を見るようになった。もう忘れていたはずの慰霊の森の風景。そして、“焼け焦げた500円札”。あまりにそれが長く続いたので、少年は500円札の持ち主が怒っている事に気付いた。反省した少年は、般若心経を写本し、慰霊の森に赴いてこれを置いたと言う。手を合わせ、おのれの非を素直に謝った。すると、夢は見なくなり、平穏な日常に戻ったという…。
既に500円札は存在していないが、人の想いや、強い念などは物に籠もるそうです。この話だけでなく、怪しい物は使わない方が良さそうですね…。




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