あぶない探偵・特別編
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◆慰霊の森 〜山木VER〜 |
どうも、刀持ってこんにちわの山木です。 本日は花曇りのいつ雨降るか解らない中、刀持参の集団にて森の中に入っていくわけですが。 東京から僕達と一緒に片道6時間の道のりを越えて、いま、東北有数の心霊スポットの前で記念撮影と洒落こんでおります。 さて、この慰霊の森ですが、航空機が墜落したことで有名ですよね。今僕達が立っているこの場所、実は墜落時に残骸やら遺体やらが多く散乱していた場所だそうです。 のっけから、なんて場所で撮影しているんだという声が聞こえてきそうですが・・・。 中は、森というよりも公園になっていまして、大きな慰霊碑のある頂上まで380m・・・階段にして550段を昇っていくだけの場所となっています。 普通の公園と違うのは、各所に慰霊碑や卒塔婆、地蔵なんかが建立されているところ。 実際問題、ここで多くの方が亡くなったことは事実ですが、この場所は自殺の名所でも殺人現場でもないわけで、ネットや巷で噂されるような怪奇現象が起きる場所というのは、なんか違うような・・・ってのが僕の私的見解です。 夜はまた別の顔なのでしょうが、昼間は遺族の方がお参りに来たりして、実にのんびりとした場所。 そんな所に、刀持参でハイキングをぶちかます僕は、“奇異”という表現以外しようがありません。 田舎の人付き合いの良いところなのでしょうが、見ず知らずの他人とも挨拶を交わす森の中。遺族の方から「お疲れ様ね〜」と声を掛けられた中で、刀持参の茶髪の男が軽快にトークを交わします。 山木 「お疲れ様です。暑いですねー」 遺族の方「もう、梅雨明けですもんね」 山木 「毎年、いらっしゃるんですか?(丁度この時期に墜落した)」 遺族の方「えぇ・・・、この時期は必ず来るんですよ」 見えているはずの刀の事には一切触れず。 あぁ、素晴らしきかな田舎の人情 そんな素敵なプチ山登りだったわけですね。 えっ!? 心霊現象はどうだったのかって? 慰霊堂での記念撮影と、犠牲者の数が刻まれた慰霊碑 参加者A「なんか、空気が重くないですか・・?息が・・・」 山木 「ハイキングしてますからね。息切れですよ、たまには運動した方が良いですよ」 参加者B「今! なんか音が!!」 山木 「動物さんくらい居ますよ。 気をつけてください。あるー日、クマさんが♪ってなったら、逃げても無駄ですけど・・。」 参加者C「なんか、どことなく具合が・・」 山木 「さっきからぜーぜーしてるし、過呼吸ですよ。ちょっと休憩しましょうか。」 今回もどこか会話が噛み合わない僕です。 こんな感じで昼間のハイキング・・でなくて、心霊探索は終了しました。 他の班ではビールを飲んだり、谷底に落ちたりと・・・なかなかクレージーな活動をやっていたようですが、僕達の班は大人しかったと思います。 沢山の人が眠る場所で騒いでは、迷惑ですからね。 おまけ・・・ 第二部 〜夜の肝試し編〜 あまりにも昼がハイキングだったので、夜にも行ってみました。ちょっとした肝試し気分です。 街灯は何も無く、月明かりだけしか無い夜の森は不気味で、懐中電灯が有っても足元を踏み外す可能性もあって危険。 明かり無しでは、360度、全方位で本当に何も見えない。 宇宙空間に吸い込まれているような感じが味わえて、気持ちよくも有りますが。 そんな中、上の写真説明のような感じで、森の中で“何か”が光ることがありました。 誰かが、「人魂だ!」と声を上げます。 近くに寄ってみると、光は消え、ライトで照らしても何もありません。 そうかと思うと、また違う場所で光が・・・。 なるほど、情報で寄せられた「人魂の目撃」はこれの事か・・・。 んー、人魂ねぇ・・・・ 次に光った場所をシッカリ刻み、ライトを当てて探索をすると・・・いた、コレのせいだ。 幽霊の正体みたり、何とやら 蛍の類ですね。このムカデみたいな虫が、月明かりでか自分で発光しているのかは知りませんが光っていました。 ( 探偵ファイル山木 )
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