斬鉄剣!!!Ver.3
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◆ますらお・・・義経を再現する |
山木です。 以前のあぶない探偵で、YUZAWAの「忠義の人」という回がありました。 その回を見た読者様から、「武蔵坊弁慶をやっておいて、源義経をやらないのは不公平だ!」という実に判官贔屓なご意見を頂いたのが、今回の始まります。 義経と言えば、八艘飛びか、逆落としでもやれって言うところなのでしょう。 まぁ、出来なくはないでしょうが、船を八艘乗り移るなんて『風雲たけし城』でやりつくされているような気がするんですよねー。 キム「これだったら、出来るし面白い! 再現だ、編集長!!」 再現としてはどんなもんだろと思った矢先、漫画好きのキムが持ってきたコミックがこれでした。 かなり昔に少年サンデーで連載していた、新説的な「源 義経」のお話だそうですが、
・・・・こんな事、出来るわけない キダムに肩並べるアクロバットが一介のHP制作に出来るなら、明日からの職場はすぐに代わると思います。 しかし、編集部からは「え〜、やらないのー」とか、「斬鉄剣の無い山木なぞ、クリープの入っていないコーヒーより価値が無い」と言われる始末。 YUZAWA「忠義の人で、編集長に忠義を見せたのに・・・。」 アレは、勝手に君がやったんでしょうがっ!! しかしそんな反論も虚しく、多数決という民主主義の前では僕の反論など、風の前の塵に同じでした。 7月某日、某湖にて ということだか何だか知りませんが、梅雨真っ只中の7月某日にやることになったのが、とある湖にボート浮かべ、原作を忠実に再現する為に上半身裸に袴姿で日本刀所持というギリギリの格好。 一昔前のヤンキー漫画に出てきそうな格好ですね。神風のハチマキが何とも言えません。 もう少しで25歳になろうというのに、何をやっているんでしょうね、僕は。。。 山木的、「ますらお」状況 カタパルトとなる弁慶は、探偵ファイルで一番腕力があるキムがやることなったですが・・・ キム「参られよ!」 参られよ・・て、そもそもキムは僕を投げ飛ばせるのでしょか? 目的にも到達出来ず、刀持ったまま湖にダイブってのは嫌だったので、事前にテストをしてみると 投げ飛ばせない 飛距離一メートルほど・・・駄目だ、こりゃ。 仕方ないので原作再現を変更し、キムの膝を台に飛ぶという流れに変更です! 山木「飛ぶぞ、弁慶!」 キム「参られよ!!」 「とりゃぁー」、と掛け声を発し、飛んだ後に振り切り易いよう、蜻蛉の構えにて走り出します! そして、膝に足を掛けて、天高く飛んだ!! 切断、成功!! ドッポーン!! 目標となるバナナを斬れはしたものの、派手な水飛沫と共に、刀を持って湖にダイブ!! やはり飛距離は1メートルにもなりません。 これだったら、走って跳んだほうが余程飛べます! カタパルトに存在意義は微塵もありません・・・。 しかも、万が一の事を考え、刀を落とさないよう手に括り付けておきましたが、今はそれが災いして上手く泳げない! 「ゲフン、ゲフン!!」 しこたま水を飲みながら、何とかボートにしがみ付いていると「HAHAHA!!」という実に愉快な声が遠くからするじゃありませんか。 遊覧船の客に、指差して笑われる 客A「何あれー、馬鹿じゃないのー」 客B「HAHAHA! ジャパニーズ、○☆△●(聞き取れないが、馬鹿にされてる事はわかる)」 こんな東京から離れた地で、観光客に笑いを提供するとは・・・。 おまけにこの後、騒ぎを聞きつけてやってきた船着場の持ち主に散々怒られるし・・・。 「何で、そんな事してるんだ!」に対して、「源義経になりたかったんです」と言ったら、火にガソリンを撒き散らしたかのように怒りが増幅、さもありなん。 全く信じてくれず、ずぶ濡れのまま説教を受けるさんざん結果でした。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・と。 ( 探偵ファイル・山木 )
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