斬鉄剣!!!Ver.3
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◆ブラックレインで、ぶった斬る |
斬鉄剣シリーズも久し振りですね、山木です。 今回は、読者さんから「あのシーンを再現して欲しい」というメールで、結構な数が着たリクエストをやってみることにしました。
今回のリクエスト
〜ブラックレインのあのシーン〜 松田優作の「ブラックレイン」で出てきた、バイクに乗ってクビちょんぱする奴を再現して欲しいです。映画で当たり前のようにやっていましたが、実際にそんな事は可能なのか? というわけで、お願いします。 FROM めぐ様 他多数
う〜ん、ブラックレインって僕は見たこと無いんですよねー。 松田優作が出ていることくらいしか知らないし、この首切りって言われても、なんのことやら・・。 編集部でみんなに聞いてみると、バイクで走りながら、刀で地面をガリガリ削って火花を出して疾走し、走り抜きざまに首を切断すると聞きました。 二人乗りで、後ろのヤツがやったの?と聞いたら、一人でやったとの答えが。 聞いてみて、所感を一つ。 ありえねー。 だって、右手で刀を持ったらアクセルを廻せないし、左手だとクラッチが握れないし。 右手で何とか持つような感じにして、ニュートラルで斬るにしたって、力は乗り切れないでしょ。 そもそも、地面をガリガリ削りながらというシチュエーションが意味不明です。 そんな音出しながら「イェーイ♪」って襲撃してきたら、防がれちゃうんじゃないですかね? 個人的にはやり方よりも、シチュエーションに疑問が湧いてきます。 ビデオ屋で借りようと思っても貸し出し中だったんで、いまいち詳細が解らず。 そうこうしているうちに、撮影日を迎えてしまいまったのですが・・・。 松田優作は黒い服を着ていたって事だから、夏に革ジャンを着込んでコスプレです。 斬られ役には、大根を用意しました。 僕はアメリカ映画に出てきそうな悪役にしか見えません。 よくよく考えてみれば、「刀・革ジャン・バイク」って、警察官が見たら間違いなく心証を悪くするような組み合わせですね・・・ ということで、スタートです! 大根の立っている位置から、100mほど離れた場所で、バイクを吹かして疾走開始! 程よく60キロくらいになった時点で、ニュートラルに入れて刀を下に下ろしました。 ガリガリガリ!! おぉう! 振動がダイレクトに腕に伝わってくる! 工事現場で良く聞くようなノイズは聞こえてきますが、火花は出ていませんね。 一個、結論が出ました。刀をアスファルトに押し付けて走ったところで、火花は出ません。 右腕を振りかぶり、ズバッと!! YUZAWA「Oh,NO! アウチ!」 大根はもろ真っ二つになったようです。 YUZAWA「逆水平チョップを食らった感じがする・・・」 なんか、大根・・・もとい、YUZAWAはゲホゲホ言っていますが、大丈夫なのでしょうか? 体の中にダンボール巻いておけば大丈夫だから、是非ともやらせて欲しいと言っていっていましたが、斬撃は防げても、時速40キロの衝突になるという事まではアタマが回らなかったようです。 なんか、ショボイ撮影ですねー。 結論としては、火花は出ない。 出来るかどうかに至っては、映画のシチュエーションみたいに「相手に刀をガリガリ削る音に気付かれる」というのがデメリットにならない状況ならば、普通に襲撃が可能です。まあ、その場合は刀じゃなくて、金属バットの方が一層強力かも知れません(マネしたら逮捕されますのでやめましょう)。 おまけ アスファルトに押し付けたことにより、切っ先が刃こぼれなんて言葉じゃ言い表せないほどのシロモノになってしまいました。 また、刀が一本、無駄になる(自腹)・・・と。 ( 探偵ファイル・山木 )
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