Japass.YUZAWA Vol.2
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◆イアンソープに勝つ! |
ハイ、YUZAWAです。 おいらは今、日本で二番目の大きさを誇る湖、「霞ヶ浦」に来ています。 何故って? それは、テレビ見ていた馬鹿二人の戯言から始まりました。 編集長「人って、イアンソープが一番早く泳げるのかなー?」 山木 「泳ぐって概念次第ですね。 なにも、己の体のみが目的を達成する手段ってわけじゃありませんから。」 編集長「屁理屈だね。じゃ、それやってみなよ。YUZAWAがイアンソープより早く泳げたら、美味い焼肉奢ってやるから。HAHAHA!!」 本来なら、ここで笑っておしまいになるはずでした。 だけど、ここは馬鹿のサンクチュアリ『探偵ファイル事務所』 何食わぬ一言が墓穴を掘ることになるというフレーズそのままに、意固地になったスーツを着た茶髪の悪魔が数日後に僕ちんを無理矢理、湖に連行してきました。 そして、目の前には馬115頭分のパワーを持つ 化物エンジンを搭載したバスボートが。 もう勘の良い読者方でしたら茶髪の殺人木が考えた内容は想像できているのでしょう・・・ しかも、バスボートのオーナーさんは快く受けてくれやがります、こんな馬鹿な撮影に乗り気です。広すぎる漢の器に涙が止まりません。 さらばー、陸上〜。旅立〜つ、船はー。と替え歌を歌い、余裕を見せてやろうと思いましたが、どんどん離れていく陸に涙が。 今、沖上300メートルといったところ。 明日の朝刊・119番・土左衛門・スクリュー・大惨事・肉片・ボツ、等の嫌なワードがまだ頭を離れないというのに、無常にも開始時刻はやってまいります。 山木「帰ったら焼肉だぞ。 頑張れよ、期待しているから!」 あぁ・・・その優しさが本当だとしたら、何故あんたはもっと違う手段を考えなかったのか。 着水! 心無い上司のお見送りで、冷たい湖面 しかしこの霞ヶ浦水、お世辞にも美味しいと言える代物ではなく、天然水だというのに色も緑がかっており、己の腹具合とも相談し、出来ることならばあまり飲まないで済まそうと思っておりました。 飲む→吐く→飲む→吐く しかし現実は残酷なもので、自分が牛かと勘違いしてしまう様な行為の繰り返し。口を閉じても鼻から入ってきます! オーナーさん「駄目かねー。やっぱ、無理があるんじゃない?」 山木「大丈夫です。水上スキーの真似事で行きましょう。」 何が大丈夫なんだ、茶髪! そして目の前には、子供が夏に庭先で遊ぶような心もとないゴムボートが投げ入れられ・・・ だけど、これが良くありませんでした・・いや、成功なんですが。 すっごくいい感じに引っ張っれたんですよ! もう、帰ったら焼肉確定という くらい! だけど・・・スピードが出過ぎました。 手からボートへの命綱が外れた瞬間、その速度で水面に!! 飛び石のように跳ねる、僕ちん あがっがががが!!!!!!! 水って、痛い! 痛いってよりも、海老ぞり!! 腰が、腰がぁ!! そういえばどッかの教授さんが「時速〜で水面にぶつかるとコンクリート〜」 とか言ってた気が!!! 山木「すげぇ・・・。人って、跳ねるんだ・・・。」 今この時・・・・・間違いなく、僕ちんはイアンソープを遥かにブッチ切り、非公式ながら100メートルの世界新記録を樹立したでしょう。 泳ぐっていう定義を遥かに逸脱しながらね 危険です、絶対に真似をしないでください!
探偵ファイル YUZAWA & 山木
提供 ST−MARINE |