斬鉄剣!!! Ver.2
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◆唸れよ魔剣! |
山木です。 朝5:30の日の出して間もない時刻、富士山をバックに海岸で刀を構える今日この頃、如何お過ごしでしょうか? 銀色に輝く新世紀ファッションでいるのは何故かって?? それは、桔抄さんの一言から始まったんです。 ・・・いつもなら、軽く聞き流すところだったのですが・・・この魔剣という部分で、耳がピクッとしました。実は・・読者の方から来るリクエストの中で、危険過ぎるんでやらなかったコトがあるんですよ。でも、魔剣を使ってもいいって桔抄さん自ら言われたことですし、ここはやってみようかな・・と。 というわけで、朝の某海岸に桔抄さんを呼び出しました。 海岸にたたずむ剣士
ん〜・・・何となく、決闘ぽくって、いい感じです。 桔抄「なんだよ・・朝早くから〜。 第一なんなの、その銀色の服は何かのコスプ レ??」 山木「今日は、先生に敗北を教えてあげようと思って。」 桔抄「はぁ・・・その為に、コスプレして海岸に? ご苦労だねぇ・・。早く掛かってき なよ。」 なんか、ぶ〜垂れていますが大丈夫!! 僕には秘策がある!!! いくぞ!!! 炎の魔剣!!
そうです、この銀色の服は防火服です。しかも、横浜の消防団が現役で使っている優れもの。 このような目的で使用することを前提に作られたわけでは無いと思いますが、細かいことは気にしてはいけません。 桔抄「嘘ォ!!! まっ、待った!!」 だめ。待ったげない。 斬り返しを刀で受けたようですが、飛び散った炎が顔を焼いたようです。 そうですよ、炎の剣とは鋼の刃にて斬る剣にあらず!! 受けたら火傷確実の為、今まで行いませんでしたが、先生の許可を得た今、思う存分できます!! ありがとう!!! 無理、無理、無理!! 慌てて逃げていきます!! 声が上ずっているところを見ると、本気で慌てている様子。 やはり、動物は火を本能的に恐れるものなのか・・・。だったら、タイマツでぶん殴った方が確実だとか思ったりしたのは、ここだけの話。 こんな、海岸で「こいつぅ〜、待てぇ〜」なんて、誰もが1度は見たことがある恋愛小説の1シーンを野郎どもで行うなんて思ってもみませんでした。ハートマークの欠片もないシチュエーションに乾杯。。 しかも、さっきから、朝の散歩しているオバさんが携帯電話片手に何かしら叫んでいるので、長居は危険です。 海岸で、早朝に男二人が、火の付いた日本刀振り回して、笑いながら斬り合っている こんな紙一重な状況を警察がすぐに信じるとは思いませんが・・・、こんな消防法を嘲笑うかのような行為をして捕まったのでは、目も当てられませんよ・・ね。 桔抄「わ、わかった!! 君の勝ち! 君の勝ちでいいから、落ち着きなさい!!」 やったぁ! 負けを宣言しました!! へへ・・・燃えたろ?? 桔抄「あ〜ぁ・・・・その刀、もう使えないよ〜。 それに、火傷は君の方が酷いぞ。」 山木「・・・・・あ。」 そしてまた、刀が一振り、無駄になった・・・・ 今回の被害状況
桔抄・・・顔を軽く火傷 山木・・・両手を火傷 足を火傷 刀一振り、全損 グローブ、損傷酷く使い物にならず。 防火服、袖口が少し燃えた 海岸や つわもの共が 夢の痕 結論・・・ 勝利と引き換えに失うモノがあまりに多い、 両刃の剣・・・かな。あはは・・ ( 探偵ファイル・山木 )
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